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橋本金属、管・形材の切断事業強化。アルミ・鉄系材、京葉アロイの事業継承

1/11(金) 6:03配信

鉄鋼新聞

 非鉄金属流通の橋本金属(社長・橋本豊之氏)は、管や形材などの切断加工事業を強化している。昨年10月末に自主廃業した切断加工会社である京葉アロイの事業を継承し、本社に隣接する「新切断工場」でアルミや鉄系押出製品の切断加工を開始した。橋本金属は京葉アロイの既存ユーザーなどに対して受託切断加工を継続。さらに各種切断機能を内製化することで、加工品の対応力を引き上げる。

 1927年に創業した橋本金属は豊富な黄銅棒在庫と即納機能に強みを持つ伸銅品流通。自前のバンドソーやメタルソーを活用して黄銅丸棒や六角棒の切断加工にも取り組んでおり、関東エリアを中心に短納期商売を展開している。
 一方、78年に設立した京葉アロイは東京・東墨田で、真鍮やアルミ・鉄の棒や管の切断に特化した切断業者。丸棒や異形材、パイプ、アングルの不等辺切断、極細菅切断などの加工ノウハウや熟練技能者を持つ。切断事業者が減少する中で安定した事業基盤を築いていた同社だが、昨年9月に経営者が急逝。後継者が不在だったため、10月末での廃業を判断した。一方、取引先への対応をめぐっては、20年以上にわたって取引関係にあった橋本金属に事業の譲渡を打診。橋本金属が設備や社員、商権を引き継ぐことで合意した。
 橋本金属は京葉アロイからバンドソー3基、メタルソー3基、高速切断機1基などの加工設備すべてを、本社に隣接する自己保有の貸工場に移設し、11月から「新切断工場」として営業を開始した。橋本豊之社長は「切断に限らず加工業者は年々減少している。こうした中で、切断機能を強化して近隣の仲間問屋をはじめとするお客様のご要望にお応えしていきたい」と説明した。
 橋本金属は今回の事業譲受によって、アルミや鉄系材料の受託切断事業を開始した。新切断工場は稼働から2カ月程度が経過したが、京葉アロイの既存顧客を引き継いだこともあり「足元の切断機の稼働率は高水準」(同)という状況。さらに今後はステンレスパイプの切断加工も開始していく考えを持つ。受託加工量が増加してきた際には加工機などの増設も検討するとしている。

最終更新:1/11(金) 6:03
鉄鋼新聞

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