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最新のシリコンバレーのトレンドを現地からレポート。新しいサービスは、人の生活や価値観をどう変えるのか?

1/11(金) 8:40配信

ファイナンシャルフィールド

アメリカ、シリコンバレーと日本のベンチャー企業を中心に投資を行う「Draper Nexus(ドレイパーネクサス)」。

北村マネージングダイレクターに、最新のシリコンバレーの状況と、そのトレンドが私たちの生活にどう影響を与えるか、お話を伺いました。

シリコンバレー3つのトピックス

はじめに、シリコンバレーの最近のトピックスを3つご紹介します。

1つ目は、従来どおり世界中のお金がシリコンバレーに集まっているということ。各国の企業がシリコンバレーに進出し、次のイノベーションを模索して、投資活動を行っています。シリコンバレーでは、お金が余っている状態が続いています。

2つ目は、カリフォルニア州の上場企業において、女性の取締役の設置が義務化されたということ。取締役の人数に応じて、女性取締役の数が決められます。この法律も絡めた、女性活用のトレンドは日本にもやってくると考えられます。

3つ目は、アメリカでのHIビザ(就業ビザ)の取得が厳しくなってきているということ。アメリカ政府による外国人就労の規制強化の流れです。

合わせて、外国人投資に関する規制が厳しくなってきています。軍事技術や、IT技術の中国への流出を念頭においてのものでしたが、その規制は中国だけでなく、日本を含めた外国企業全てが対象になっています。

以前から、外国人による企業買収は連邦政府による規制がありましたが、買収だけでなく、マイノリティー投資も連邦政府の承認を得なければならなくなりました。各国の企業が行っているシリコンバレーでの投資活動に、ブレーキがかかる恐れがあります。

新しいサービスが生活に与えるもの

今年の10月、サンフランシスコにも、レジで支払いをしなくても決済ができる「amazon go」がオープンしました。

「amazon go」を利用するには、まずamazonのアプリをダウンロードし、メールアドレス、クレジットカードを登録。その際に発行されるQRコードをかざして店内に入り、ショッピングをします。買い物が終わったら、そのままゲートを通過して退店。すると、登録したクレジットカードで自動的に決済され、メールアドレスに領収書が届く、という仕組みです。
店内には無数の監視カメラが設置されており、何の商品を手に取ったかamazonが認識しています。

このように、支払いを感じさせないサービスは他にもあります。シリコンバレーで欠かせない交通手段となった、「Uber」や「リフト」です。これらのアプリで配車すると、降車後に登録のクレジットカードで決済されます。そして、「amazon go」と同様にメールアドレスに領収書が届きます。

登録されたクレジットカードから自動で引き落とされる仕組みは便利ですが、お金を払う感覚がどんどん薄くなっていくという弊害があります。これが更に進むと、マシン同士での決済の時代になっていくと北村氏は指摘します。

例えば、冷蔵庫にアマゾンアレクサが搭載され、不足した食材を自動的に発注、登録されたクレジットカードで決済されるというものです。発注側も人ではなく、マシンになってきます。お金を払う感覚がなくなっていく分、使いすぎないように、お金をきちんと管理することが必要になってくるでしょう。

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最終更新:1/11(金) 8:40
ファイナンシャルフィールド

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