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トイレのドアは内開き?外開き?それぞれの理由とは

1/11(金) 20:45配信

All About

◆トイレのドア、住宅では外開き、公共施設では内開きの理由は?

トイレのドアは、住宅の場合は外開き、公共施設では内開きが一般的です。それにはちゃんと理由があります。リフォームの現場から、それぞれのメリット、デメリット、そしてトイレでの困った事例もご紹介します。

◆部屋のドアの内開きが基本、ではトイレの場合は?

ドアの内開きとは部屋の内側に向かって開くこと、外開きはその逆で部屋の外側に向かって開くことを言います。さて、皆さんの家のリビングや寝室、子ども部屋のドアはどちらに開くようになっていますか?

住宅の場合、部屋に入るドアは、廊下から室内に向かって押して入る開き方、つまり内開きが基本です。その理由は、外開きではいろいろと不便なことが起きる可能性があるからです。

廊下は狭く逃げ場がありません。そんな狭い廊下側にドアを引いて開けるには、身体をねじったりよけたりする必要があります。また狭い廊下側にいきなりドアが開けば、廊下を通っている人とぶつかる危険があります。実は私も、とある住宅で廊下を歩いていたところ、外開きのドアがいきなり開いて衝突、眼鏡が割れてしまったことがあります。

その点、部屋に向かって押して入るように開けば、出入りはスムーズですし、危険もありません。またドアを通じて部屋に招き入れるという意味からも、部屋のドアは内開きであるのが自然です。

しかしトイレのドアとなると話は別です。先ほど、皆さんの家はどちら開きですか?とお聞きしましたが、築年数が新しい家は外開きが多く、古い家では内開きの家も多く見られます。年代によって開き方が違うのにも、理由があります。

◆古いトイレのドアが内開きが多く床に段差がある、その理由は?

築30年より古い住宅の場合、トイレのドアは内開きが多く見られました。もちろん面積が狭く便器にぶつかってしまうような場合は、外開きになります。しかし、トイレは狭い廊下に面して作られていることが多いため、中に開く余裕がある場合は、内開きにするケースが多く見られました。

またその際は、トイレの床は敷居より一段下げて作るのが一般的でした。その寸法は約10cmほどで、かなり大きな段差ですから、バリアフリーでよく問題になる箇所でもあります。

なぜこんな段差を作るかと言えば、まずひとつめの理由として、トイレのスリッパがドアに引っかからないようにするためです。内開きでドアを開ければ、床に置いたスリッパにぶつかってしまいます。そこでスリッパの高さの分、床を下げることで引っ掛かりを解消しました。

また以前のトイレは床をタイル張りにして、水を流して掃除ができるよう、床に排水口を作る家もよく見られました。そうなれば当然、水があふれないよう、トイレの床は廊下より一段下げて作る必要があったのです。

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最終更新:1/11(金) 20:45
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