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(朝鮮日報日本語版) 人気店に行列する客、韓国と日本で大違い

1/12(土) 5:01配信

朝鮮日報日本語版

傍若無人の韓国…歩行者が通れないほど「歩道占領」
思いやりの日本…建物にできるだけ沿って行列

 テレビで紹介され、突然有名になったソウル市西大門区弘恩洞のトンカツ専門店「トンカ2014」は8日、一日中営業ができなかった。開店を待っていた客同士が割り込みをめぐってケンカになったからだ。「一番乗り」で入ろうとした客2人が「自分の方が先に来た」と譲らずにケンカになったため、オーナー店長のキム・ウンソさん(40)が「今日は休業にする」と宣言した。キムさんは「行列中に問題が起こったら、その日は休業するという原則を作った」と話す。14人で満席になる同店は昨年11月にテレビで放送されて以来、毎日100人前後集まるようになった。店の周辺では騒音やマナーの悪さがひどくなり、地元住民ともめている。ある住民は「こんなことなら、ここを出ていけ」と抗議した。近くに住むイさん(69)は「窓から客のざわめきが聞こえてきて耳障りだ。一般の住宅の玄関前まで人が並んでいて通行できないなんて、どうやって生活しろと言うんだ」と怒りをあらわにした。

 最近、テレビやソーシャル・メディアで紹介された人気飲食店に客が集中し、「行列マナーの悪さ」が住民生活に不便を強いるとの指摘がある。他人を気遣ったり思いやったりしない一部の客は歩道や車道を占領し、隣家の玄関前や隣の店の出入口をふさいで並ぶ。住宅街にある人気店では、隣家との間の塀の近くに立って大声でおしゃべりをする客のせいで近所からの抗議が急増している。

 7日夜7時30分、スンデ(豚の腸詰め)の人気店として知られているソウル市中区乙支路の「山水甲山」前は、入店を待つ客ら約30人で足の踏み場がなかった。歩行者たちは客を避けて歩道から車道にいったん降り、また歩道に上がらなければならなかった。まかり間違えば車にひかれかねない危ない状況だ。20件余りの印刷物を積んだカートを押してきた印刷所従業員アン・ミョンハさん(53)がたまりかねて「通ります」と言うと、客たちは少しどいてスペースを作った。アンさんは「一日に数十回カートを押して通らなければならないが、マナーが悪い客のせいで通行に苦労している。少なくとも人が通れるようにすべきでは」と言った。

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