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フォーミュラE第2戦マラケシュePrix予選:サム・バード、”壁ギリギリ”の走りでポールポジションもぎ取る。日産ブエミ4位

1/12(土) 21:18配信

motorsport.com 日本版

 フォーミュラEシーズン5の第2戦マラケシュePrixの予選が行われ、サム・バード(ヴァージン)がポールポジションを獲得した。

フォーミュラE第2戦マラケシュePrix予選結果

 快晴に恵まれたモロッコのマラケシュ。気温は16℃、路面温度は20℃というコンディションである。

 最初に行われたグループ1には、開幕戦ディルイーヤePrixの決勝トップ5のドライバーが出走。中でも最速タイムを記録したのは、その開幕戦を制したアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMWアンドレッティ)だった。開幕戦2位のジャン-エリック・ベルニュ(DSテチータ)が僅差の2位でセッションを終えている。

 ベルニュのチームメイト、アンドレ・ロッテラーは、セクター1こそ全体ベストの速さを見せたが、セクター2で痛恨のミス。首位ダ・コスタから1.6秒遅れのグループ最下位に終わった。

 グループ2に出走したのは、開幕戦で6~10位になったドライバーたち。まずネルソン・ピケJr.(ジャガー)が速さを見せたが、なんとか全体の4番手に入るのが精一杯。ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)は、最終ターンでミスがあり、タイムを伸ばせなかった。

 そんな中、ニッサン・e.ダムスのセバスチャン・ブエミが光る。ブエミはセクター1で全体ベスト。セクター2、セクター3はダ・コスタに及ばなかったものの、セクター1での貯金が活き、0.044秒差で全体トップに立った。

 グループ3で魅せたのはサム・バード(ヴァージン)。セクター1でミスがあり万事休すかと思われたが、セクター2とセクター3では圧倒的なペース。これでブエミを上回り、全体トップに立った。

 HWAのストフェル・バンドーンは、アタックラップで無念のトラブル。周回を完了できず、マシンをコース脇に止めることになった。さらにマキシミリアン・ギュンター(ドラゴン)はウォールにヒットしてしまい、こちらもコースにマシンを止めた。

 さらにアクシデントは続く。各車がアタックを終えてピットに帰ってきたところ、ピットレーン入り口で玉突き事故が発生。バードのマシンにロビン・フラインス(ヴァージン)が、さらにそのフラインスにトム・ディルマン(NIO)がそれぞれ追突してしまう。これで3台はダメージを負うことになった。

 最終グループ4で輝いたのは若手のふたり。これがフォーミュラE初参戦となるパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)が、初めてのアタックラップでスーパーポールセッション進出圏内となる6番手に飛び込んだ。しかしBMWアンドレッティのアレクサンダー・シムスが、首位バードと0.084秒差の3番手に入り、スーパーポールセッション進出を決めた。これでウェーレインは7番手に押し出されてしまった。

 結局、バード、ブエミ、シムス、ベルニュ、ミッチ・エバンス(ジャガー)、ダ・コスタの6人が、スーパーポールセッションへの進出を決めた。

 スーパーポールセッション最初の走行となったのはエバンス。しかし痛恨のオーバーランがあり、好タイムを残せなかった。その後にアタックしたベルニュは、1分17秒535でトップに立った。

 3番目の走行となったダ・コスタは、セクター2と3でベルニュより速かったものの、セクター1の遅れが響いてトップに立つことができなかった。グループ予選で輝いたシムスはふたりを上回ることができなかった。ブエミも渾身のアタックを見せたが、3番手までだった。

 ピットレーンでの追突によりマシンにダメージを負ったバードは、ディフューザーを交換して最後に登場。ウォールに接触する寸前というギリギリのアタックを見せ、ベルニュに0.046秒の差をつけ、ポールポジションをもぎ取った。

 以下ベルニュ、ダ・コスタ、ブエミ、シムス、エバンスというグリッドトップ6になった。

 この後、日本時間1月12日の24時より、マラケシュePrixの決勝レースが行われる。

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