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森保Jが格下相手に大苦戦…まるで別のチームのようだった

1/12(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

釜本邦茂【ズバッと言わせてもらう!】

 今さらながらに「フレンドリーマッチ」という言葉の意味合いを痛感させられてしまった。

 UAEで開催されているアジアカップは、森保一監督にとって初の公式大会となる。森保体制となった日本代表は昨年9月からコスタリカ、パナマ、ウルグアイ、ベネズエラにキルギスだったかな。ロシアW杯からメンバーは若返り、躍動感あふれるプレーで4勝1分けと結果も出した。しかしながら、アジアカップのような公式大会ではなく、あくまで「フレンドリーマッチ」。FIFA認定の国際Aマッチとはいえ、あくまで<友好的な親善試合>での結果なので「割り引いて考えないといけない」と思いながら大会初戦のトルクメニスタン戦(9日)をテレビ桟敷で拝見した。

 森保ジャパンが、まるで別のチームのようだった。対戦相手のFIFA世界ランクが127位だとしても、フレンドリーの意識をかなぐり捨てた上でガチンコ勝負を挑んでくると大苦戦。森保ジャパンの未成熟ぶりを露呈してしまった格好だ。

 特に前半はお粗末だったね。先発したMF南野とMF堂安からは「個人で突破してやろう!」という意識が伝わってこないし、1トップのFW大迫も収まりが悪く、ボールを奪われてはカウンターを仕掛けられ、試合のペースを握れなかった。

 後半に入るとサイドチェンジを多用することで攻撃の幅が広がり、トルクメニスタン選手の足が止まり始めたことも重なって、地力に勝る日本が3得点を挙げて逆転勝ちしたが、昨年のフレンドリーマッチでサポーターの皆さんが感じた「日本代表の面々がフレッシュになって試合自体が面白くなった!」という印象は皆無に等しかった。

 2戦目のオマーン、3戦目のウズベキスタンは確実にトルクメニスタンよりも手ごわい相手。この前のような“緩い”プレーを連発すれば、手痛い結果を招くことになる。

 現地取材中の六川亨氏(元サッカーダイジェスト編集長)によると「10日の現地練習ではハーフコートでの5対5のゲーム形式の練習、スピーディーなカウンター攻撃など強度の高いメニューを消化し、チーム全体から活発なムードを感じ取れた」という。まず13日のオマーン戦で森保ジャパンの変化を見たい。

(日本サッカー協会顧問)

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