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「毒はええんとちゃう?」阪神・矢野監督から記者へ「愛」のお願い

1/12(土) 16:56配信

夕刊フジ

 関西のマスコミ各社を回り、恒例の新年のあいさつを行っている阪神・矢野燿大監督(50)。10日には大阪市浪速区の産経新聞大阪本社を訪問。2月の春季キャンプが迫る中で、夕刊フジ記者にある“要求”を突きつけた。

 午後0時50分。揚塩健治球団社長、谷本修球団本部長ら球団フロントとともに到着。入り口で夕刊フジ記者を見つけると「もう、あいさつは終了。スマホで写真撮影して帰ろ!」とひとボケ。焦るこちらを尻目に「アカン、足が動かへん~」と続けて周囲の爆笑を誘った。

 役員会議室では産経新聞社の片山大阪代表らを交え約25分懇談。リーグ3連覇中の広島を意識しながらも、大型補強を敢行した宿敵・巨人撃破に注力すると言い、「すごい補強したのはあるが、そこに勝てば(ファンが)すごく喜んでくれると思う。巨人が強くなって、僕らもやりがいはある」と強気だった。

 戦力的にはFAでオリックスから西、中日からは昨季13勝のガルシアを獲得したが、「生え抜きを育てるのは大事」と育成路線継続を強調した。

 厳かな雰囲気に飲まれ、柄にもなくひと言も発することができなかった記者が懇談終了後、何とか取材を試みようと単独で接触すると、指揮官は「質問待ってたのに~。全然質問してけえへんやん。もう時間切れ、ブー(笑)」と爆笑。

 それでも「夕刊フジへの注文を」と粘ると、移動中のエレベーターの中で「ヤンチャな新聞なのは知っとるよ」と切り出し、「ファンが喜んで、俺も喜んで。みんなが喜ぶ記事を書いくれたらうれしいです! お願いします」と頭を下げた。

 さらに「俺のことよりも、選手の活躍を書いてくれる方がうれしいよ。まあ、山戸らしい記事を書いてくれたら、いいんじゃないですか? 愛のある記事を書いてや」と注文した。

 もっとも、そこは“本音主義”の夕刊フジ。記者が「愛情ありきで、たまには毒も書きますよ」と返すと、「毒~? 毒はええんとちゃう?」と苦笑いした。

 恩師のひとりの故・星野仙一氏が掲げた「マスコミも戦力」のスタンスを取りながら、人間味あふれる矢野監督の采配が待ち遠しい。(山戸英州)

最終更新:1/12(土) 16:56
夕刊フジ

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