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伝統「削り花」準備着々 小正月へ向け水窪北部地域

1/12(土) 8:44配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 浜松市天竜区水窪町の一部の家で、山間部ならではの独特な小正月のお飾り「削り花」の準備が進んでいる。近年は飾る家がわずかになったが、一年の五穀豊穣(ほうじょう)や健康を祈る伝統的な飾りとして、主に同町北部地域などで文化が受け継がれている。

 同町西浦地区の池田絹代さん(86)も削り花作りを守り継ぐ一人。山林から調達した「コメの木」の枝を外側から小刀で薄くそいで広げていき、直径10センチほどの“白い花”に仕立てている。削った数十の花は、葉が青いカシの木の枝に刺して花が咲いているように見立て、家のえびす様の前に飾るという。

 削り花は家庭ごとに使う木や大きさ、形が異なり個性豊か。池田さんは「数年前に地元で講座が開かれ、作る人が少し増えた。削るのは大変だが夢中になれるし、白い花も美しい。守り継ぎたい文化」と話した。

静岡新聞社

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