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子役時代の輝き、中年になって再び/週末エンタメ

1/12(土) 15:00配信

サンケイスポーツ

 「小磯勝弥」と聞いてピンとこない人も、NHKドラマ「たけしくんハイ!」(1985年)で主人公たけしを演じた子役と聞けば、「ああ、あの!」となつかしく思う人は多いはずだ。

 ビートたけし(71)が自らの少年時代をつづったエッセーが原作で、わんぱく少年ぶりやふとした表情がたけしそっくりと話題に。現在もBS12で10日から毎週木曜夜7時にオンエアされており、根強い人気を誇る。当時13歳だった小磯も現在46歳。日大芸術学部を卒業後、貴重な脇役として映画やドラマ、舞台で活躍し、たけしのバラエティーにも時折、出演してきた。

 その小磯が15日から20日まで、東京・中野区の劇場「テアトルBONBON」で上演されるコメディー舞台「しきしま探偵事務所」に準主役で出演する。下町の探偵事務所を舞台に、ご近所の長老的存在の探偵(佐藤伸之)と事務所に入り浸る酒屋の主人(小磯)が“相棒”となり、謎の美女(笹峯愛)から依頼された人探しに乗り出す。

 多彩な登場人物が次から次へと登場し、物語は意外な展開に。あけすけでエッチな日常会話がふんだんに飛び出す約1時間半の舞台。小磯は「この舞台を見た人が数日後、『そういえば、あの人、面白かったなあ』と思ってもらえるような舞台にしたい。誰もがホッコリできる内容です」と語った。

 作・演出の妹尾匡夫(まさお)氏(60)は「重大事件も殺人事件も起きないけど、主役の探偵は誰もが安心できる存在。ご近所の痴話げんかとか浮気騒動をおさめる役どころで、どんどんいろんな役者が入ってくれば、シリーズ化もできそう」とひょうひょうと語る。

 小磯も「会話の妙はここでしか見られない妹尾ワールド全開です」と全幅の信頼を寄せる。

 ちなみに、小磯は今夏公開の映画「今日も嫌がらせ弁当」(篠原涼子主演、塚本連平監督)にも出演。どこにでもいそうなのに、キラリと光る存在感は、今回の舞台でも自然体で発揮している。

 子役で注目された輝きを中年になって再び発揮しているといえそうだ。(森岡真一郎)

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