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澤村榮治の銅像設置へ 故郷の伊勢・宇治山田駅前に

1/12(土) 11:00配信

伊勢新聞

 【伊勢】戦前の日本を代表する伊勢市出身の名投手、澤村榮治(大正6年―昭和19年)の顕彰会は11日、澤村の投球フォームをかたどった等身大ブロンズ像を、同市岩渕2丁目の近鉄宇治山田駅前に設置すると発表した。5月中にも完成予定。顕彰会は「若い世代に澤村の偉業と功績を伝えたい」と話している。

 ブロンズ像の高さは、澤村の身長とほぼ同じ1.7メートル。澤村らしい左足を高々と上げた豪快なフォームを再現する。富山県高岡市の鋳物メーカーに製造を依頼した。除幕式には愛媛県にいる澤村の長女や沢村賞の受賞歴がある元プロ野球選手の招待を検討している。

 顕彰会は伊勢市内に住む野球の愛好家らで平成20年に発足。同駅近くの生家跡に記念碑を設けたほか、生家跡近くの明倫商店街には澤村の言葉を刻んだ全力石を建立してきた。ブロンズ像は「事業の集大成」といい、完成後は市に管理を任せて解散するという。

 澤村のブロンズ像は、ベーブ・ルースらと対戦した静岡市の草薙球場と、母校の京都商業高(現・京都学園高)にもある。顕彰会の牧戸福司理事長(69)は「伊勢にもどうしても造りたかった。多くの人に見てもらい、澤村の功績を知ってほしい」と話している。

 澤村はプロ野球草創期の読売巨人軍で活躍。日本と米国の野球のレベルに大きな差があった昭和九年の日米野球で、ベーブ・ルースら米国の選手を三振に取ったことで知られる。同19年に台湾沖で戦死。シーズンの最優投手に贈られる「沢村賞」の由来となった。

伊勢新聞

最終更新:1/12(土) 11:00
伊勢新聞

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