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旧暴力団事務所が映画館に変身へ 劇場化の過程を映画に 住民運動で暴力団排除のまち/兵庫・丹波市

1/12(土) 10:01配信

丹波新聞

 兵庫県丹波市を舞台にした映画「恐竜の詩(うた)」を撮った映画監督の近兼拓史さん(56)=同県西宮市=が、かつて映画館があった丹波市氷上町成松に劇場を復活させる。その過程を「銀幕の詩(うた)」として映画化する。3月に撮影を始め、来年3月完成予定。劇場を2019年度中に完成させ、新映画館でプレミア上映会を開く予定。出演する市民を募集している。

劇場を地域おこしの核に

 「丹波市映画館復活プロジェクト」と名付けて取り組む。

 昨年公開された「恐竜の詩」の撮影時に、現在はないものの、かつては市内に幾つも映画館があり、人々の思い出に残っていることを知った。撮影で知り合った成松地区の人たちと話す中で、まちおこしの核となる映画館を作り地域を活性化する話が持ち上がり、近兼さんが成松連合区が所有する「第3公民館」を買い取る話を進めている。

 「第3公民館」は、一時期暴力団事務所として使われた建物。2階建てで延べ床面積約260平方メートル。住民運動で暴力団事務所排除に成功した際、物件を連合区が買い取り「第3公民館」としたものの、具体的な活用方法は決まっていない。

 近兼さんが設立し、代表を務める「コドルニクス」(資本金500万円)が映画館を運営する。「ミニシアター」(小規模劇場)の形態で、2階が60―80席のいす席、1階が20席のソファー席の2スクリーンとする。中庭にカフェスペースを設ける。上映機材費などを含め約3000万円の投資を見込む。

 「ミニシアター」は小回りが効き、封切り映画のほか、過去の名作など、観たい作品を上映することができる。

 映画館開設資金集めの一つとして、観終わったDVDやブルーレイディスクの寄付を募っている。中古品として販売し、設立費用の一部に充てる。送料は元払いでアダルト系DVDは不可。送り先は「〒669―3601 兵庫県丹波市氷上町成松347 ひかみ成松交流館DVD寄贈係」へ。

最終更新:1/12(土) 10:01
丹波新聞

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