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「欲しいのは物ではなく、人」 大企業を辞めた私が飛び込んだのは児童養護施設だった

1/12(土) 11:08配信

BuzzFeed Japan

こうした背景から、子ども一人ひとりに必要な養育を提供するスペシャリストとしての児童養護施設職員へのニーズは依然として高い。児童養護施設の職員不足は、里親委託率の向上といった関連する他の取り組みと並行して取り組むべき課題と言える。

「児童養護施設での子どもへの関わりは『あなたは大事』というメッセージをしっかりと一人ひとりに伝えるところからはじまります。たとえ保護されたタイミングが中学生、高校生になってからだとしても、スタート地点は変わらない。一人ひとりに丁寧に向き合うためにも、職員不足の現状は改善しなくてはいけないません」

3年間児童養護施設で働くなかで、これまで何人もの辞めていく同僚の背中を見送った。同僚の抱える辛さや悩みを耳にする機会は少なくない。そんな環境に身を置き、いっそのこと正職員として1つの施設へ就職したほうがいいのではと悩んだ瞬間もあったという。

でも、いまは幅広くあらゆる施設と関わることで業界全体のためにできることをやると心に決めている。

「社会的養護の現場に就職を希望する学生はいる。いたのに、みんな他の業界へ流出してしまった。思わぬところに壁が存在しています。でも、ボトルネックとなっている課題を一つひとつ潰していけば、やり方次第で人材不足は解消できるはずです」

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BuzzFeed Japanは、児童虐待や子どもの権利に関する記事に #ひとごとじゃない のハッシュタグをつけて、継続的に配信していきます。

千葉雄登

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最終更新:1/12(土) 11:08
BuzzFeed Japan

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