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なぜ日本にBTSが生まれないのか。NAVERが生んだライブ配信アプリの“世界戦略”

1/12(土) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

2018年、K-POPは世界の音楽シーンを席巻した。
あらためて紹介するまでもなく、そのブームを牽引したのはBTS(防弾少年団)だった。
アジア圏出身者として「ビルボード200」で1位を獲得する史上初の快挙を成し遂げ、Spotifyの年間ランキングでは「世界で最も聴かれたグループ」部門に、K-POPアーティストとして初めてランクイン(2位)するなど、2018年はBTSにとってまさに躍進の年になった。
英語が堪能なメンバーは7人中ひとりしかおらず、韓国語で歌う彼らが、なぜ世界でブームを巻き起こしたのか。そして、なぜ日本にはBTSのようなアーティストがなかなか生まれないのか。
K-POPアーティストがコンテンツを配信するアプリ「V LIVE」を通じて、普段あまり語られることのない「プラットフォームによる世界戦略」の観点から、BTSならびにK-POPが世界で成功した秘密を探ってみたい。

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LINEの親会社が立ち上げたライブ配信アプリ

熱心なK-POPファンなら、「V LIVE」を知らない人はほとんどいないだろう。
LINEの親会社としても知られる韓国の大手ネット企業・NAVERが運営するライブ配信アプリで、BTSをはじめとする韓国の人気アーティストの多くがここで動画コンテンツを配信している。
V LIVEは、2015年に立ち上がった当初からK-POPのスターを世界に向けて売り込むことを目的としていた。ローンチ時からSMエンタテインメントやYGエンタテインメントといった韓国のメジャーな芸能事務所と提携し、アプリ内の言語はデフォルトが英語だ(翻訳言語は選択できる)。
NAVERのIR情報によると、V LIVEの累計ダウンロード数は2018年10月時点で約6000万。2017年のデータでは、その8割以上が海外からだという。
公式には「スターのライブ配信アプリ」と説明されているが、17 Live(イチナナ)やSHOWROOMのような「ライブ配信」に特化したサービス、というわけでは必ずしもない。アーティストが自ら配信する動画のほか、バラエティ番組やダンスの練習動画なども多く配信されている。

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最終更新:1/12(土) 20:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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