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ソフトB生え抜きトリオ筑後「貸し切り」

1/12(土) 11:52配信

西日本スポーツ

 生え抜き大集合! ルーキーが東京都内で行われたプロ野球の新人研修会に参加して不在だった11日、2019年シーズンがプロ16年目の明石健志内野手(33)、同15年目の江川智晃外野手(32)、同13年目の福田秀平外野手(29)らのベテラン組が筑後のファーム施設に集結した。ホークス一筋で常勝軍団への歩みを知り尽くす面々が、ほぼ「貸し切り」状態の筑後で汗を流した。

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■明石、若手かかってこい

 16年目を迎える明石は、新人合同自主トレの休日に筑後のファーム施設で汗を流した。「貸し切り」に近い状態の屋内練習場でキャッチボールやマシン打撃などを約2時間。充実感を漂わせる一方で、「もっと人がいると思ったけど」と物足りなさも口にした。

 2004年入団の同期だった城所龍磨さんが昨季限りで現役引退。野手ではダイエー時代を知る唯一の生え抜き選手となった。「入団時はこうなると思わなかった」と照れ笑いしたが、3年連続日本一を狙うチームの現状には「長くいるからこそ分かることがある」と表情を一変させた。

 「若手が出てこないと、何年後かが心配」。ホークス愛がこもった言葉は熱を帯びた。さらに「(1軍で)使ってもらえる環境があるし、今が一番のチャンス。できるなら、今(新人で)入りたかった。がんがん来る若手を阻止する立場でいたい」と続けた。

 国内フリーエージェント(FA)権を手にした17年のオフ、権利を行使せずに年俸1億円プラス出来高払いの3年契約(金額は推定)を結んだ。だが、複数年契約1年目の昨季は腰痛もあり、出場は45試合どまり。今季も本職の二塁は牧原らと争うことになる。

 従来は沖縄などで合同自主トレを行っていたが、今年は福岡を拠点に単独トレに励む。「みんなでやると無理してしまう」と古傷の腰のケアも考慮した上での判断だった。若手の突き上げを心待ちにするユーティリティープレーヤーの準備に抜かりはない。

■江川、理想はサオリン

 三重県出身の江川が「一発勝負」に生き残りを懸ける。同郷で、10日に引退会見したレスリング女子の吉田沙保里さんのタックルのような確実性を追求。チーム屈指のパンチ力を誇るベテランは、15年目となる今季にバットを指2、3本分短く握るスタイルで挑む。

 五輪を3連覇した霊長類最強女子を「アスリートとして尊敬している」という江川は引退会見にくぎ付けになったという。直接の面識はないものの「プレッシャーにどうやって打ち勝っていたのか?とか、聞きたいことはたくさんあります」と口にした。

 自分の立ち位置も理解している。「僕も(引退が)近づいている。(1試合で)4打席あるわけでもない。今までは飛距離を求めていたけど、打率を残さないと出られない」。昨季は9年ぶりの1桁となる5試合の出場にとどまっており、「代打稼業」となるシーズンへ覚悟をにじませた。

■福田、内野守備も準備OK

 プロ13年目となる福田は本職の外野に加え、内野の守備練習にも精力的に取り組んでいる。二塁の守備位置でのノックも軽快にさばき、あらためて「ショートもサードもファーストも準備は全部できている」と胸を張った。昨季は自己最多の110試合に出場。「ビッグチャンスはいつ来るか分からない。虎視眈々(たんたん)とレギュラーを狙っている」と貪欲だった。

西日本スポーツ

最終更新:1/12(土) 11:52
西日本スポーツ

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