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子どもたちが伝統の初午 利賀・上村

1/12(土) 11:35配信

北日本新聞

 南砺市利賀村で約200年にわたり子どもの手で受け継がれている国選択・県指定無形民俗文化財の伝統行事「初午(はつうま)」が12日、同村の上村(うえむら)集落で行われた。深刻な過疎化の中、今年も集落外からの応援を受け、計9人の小中学生らが演じた。

 例年より少ない約50センチの積雪で曇り空の下、神主の装束や法被姿の子どもたちが、民家や事業所23軒を巡回。座敷などで大黒柱に向かい祝詞を上げた後、「乗り込んだ、乗り込んだ、お午が乗り込んだ」とうたい、太鼓を響かせた。稲わらでできた馬の頭を振りながら前後に動き、最後に俵転がしを披露した。

 訪問先の食堂で、お汁粉が振る舞われ、山村の温かな絆を浮かび上がらせる場面もあった。

 初午は江戸時代後期の文化年間(1804~18年)に村の主要産業だった養蚕の繁栄などを祈り、始まったとされる。村中心部の上村、下村(したむら)、岩渕の3集落で行われていたが、少子化のため現在は上村のみで伝承。毎年、同集落以外の利賀地域や南砺市内の子らの手を借り、綱渡りの状態で継続している。

北日本新聞社

最終更新:1/13(日) 0:11
北日本新聞

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