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藤原は数字にシビア ライバル根尾認めた負けず嫌い

1/12(土) 10:10配信

日刊スポーツ

18年ドラフトは、高校生の逸材が視線を集めた。1位指名で大阪桐蔭・根尾昂内野手と報徳学園・小園海斗内野手に4球団、大阪桐蔭・藤原恭大外野手には3球団が競合。金足農・吉田輝星投手、天理・太田椋内野手も1位指名された。プロの世界に挑む高校生たちのこれまでの歩みを期待を込めて振り返りたい。

【写真】根尾、藤原ら大阪桐蔭勢4人

2年連続で関西から話題の高校生を引き当てるなんて…。関西を中心に高校野球を担当していた私にとって、ロッテの未来がとても楽しみだ。同球団は17年ドラフトで、高校通算65本塁打の履正社(大阪)・安田尚憲内野手を、外れ1位で3球団競合の末に獲得。18年ドラフトでは大阪桐蔭・藤原を引き当てた。甲子園を沸かせたスラッガーとスピードスター。2人が並べば高校野球ファンにはたまらない、夢の打順になる。

高校時代に2人は1度、同じチームで戦っている。17年9月にカナダで行われたU18W杯で、清宮幸太郎内野手(日本ハム)らとともに銅メダルをもぎ取った。藤原はその後、ともに戦った先輩たちのドラフトを録画して視聴。「一緒に野球をしていた人たちが指名されて。絶対先輩たちを超えたいと思います」と大きな刺激にしていた。翌年のU18アジア選手権でも藤原は日本代表に選ばれ、宣言通り昨年1位で入団。再びチームメートになった安田は藤原の「教育係」に立候補しており、2人は今まで以上に切磋琢磨(せっさたくま)していくことだろう。

藤原は大阪桐蔭で、根尾というこれ以上ないライバルと競い合ってきた。昨年12月下旬に根尾と藤原の取材をした時だった。「お互いの変なくせは?」と聞かれると根尾が「僕、言っていいですか?」と乗り出し気味に「ことあるごとに数値化する。めちゃくちゃ負けず嫌いがにじんでる。数字にシビア」と藤原の「くせ」を教えてくれた。

確かに、本塁打数を気にしていなかった根尾とは対照的に、藤原は根尾の本塁打数までカウントしていた。聞いてみれば、幼少期から数字にこだわっていたという。

「野球は個人競技じゃない。1対1のボクシングとか卓球とか柔道とかじゃない。どっちが勝ったとかがない。成績を見て、打ったぞとか見てます」。

1対1で戦う競技は個人の優劣がはっきりするが、チーム競技の野球は勝ち負けがあっても、試合の貢献度だけでは個人の能力は測りにくい。そこで藤原は、数字という分かりやすい基準で「勝ち負け」を競っているようだ。自他ともに「負けず嫌い」と認める理由が分かった。

「100回大会世代」をけん引してきた藤原と根尾。高校時代は初ヒットに初ホームラン、甲子園での初ヒットと初ホームランも藤原が先だった。プロの世界ではどちらが先に? 負けず嫌いの藤原は、簡単に譲らないだろう。【磯綾乃】

最終更新:1/13(日) 16:26
日刊スポーツ

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