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巨人・岩隈 手術の右肩状態気になるが…松坂式で復活へ

1/13(日) 16:46配信

東スポWeb

 巨人・岩隈久志投手(37)が12日(日本時間13日)、米ロサンゼルスでマリナーズ時代のチームメートだったヤクルト・青木宣親外野手(37)とともに自主トレを公開した。手術した右肩の状態が懸念されるなか、岩隈本人は「まだまだやれる自信がある」と胸を張るが、今季は中日・松坂大輔投手(38)同様の“超慎重起用”になるのでは、という声が上がっている。

 8年ぶりのNPB復帰に向け、岩隈は順調にトレーニングを積んでいる。ボールの違いやマウンドの硬さ、それらに伴う投球フォームの調整など、クリアすべきテーマは少なくないが、笑顔は絶えない。

 一昨年秋に右肩を手術。実戦復帰はおよそ一年後の昨年終盤だった。マイナーで3度登板し、最速は9月に計測した142キロだった。

 復帰に向け着実にステップは踏んでいるが、球団内の声は慎重だ。昨年の入団会見で原辰徳監督(60)は「少し体調面に不安があるかもしれないが、そこに関して私はまったく感ずることもなかった。体調的には非常にいい状況だなと察しました」と発言。しかし、期待する数字については「特に大きな数字とか、そういうものは思っていない。いいコンディションでマウンドに上がることを願っています」と明言しなかった。

 もっともチーム内でも「メジャーでの経験を若手に伝えてほしい」などの声が多い一方で、戦力としての期待となると未知数なままだ。こうした状況に「入団に至るまでの経緯からして、そうなるのもうなずける」とは、ある球界関係者だ。

「岩隈と相思相愛だったはずの楽天の反応です。石井GMが、岩隈獲得の条件としてまず挙げたのが『シーズン通して投げられるかどうか』。マリナーズ退団後、さっそく右肩の状態を最新の診察結果と併せて提出するよう求めたそうです」

 要請を受け、岩隈サイドも右肩を改めて検査。リポートを提出したそうだが「最終的に楽天が下したのは『勝負できる状態まで回復はするが、シーズン通して先発ローテーションを守りきるのは難しい』という結論だったそうです。それが決め手となり獲得を見送った。巨人もその現状は把握しているはずです」。それを踏まえると、今季の岩隈は「去年の松坂のような起用になるのではないか」(同)という。最短でも中6日、コンディションによっては登録を抹消し、中10日以上をかけて調整させる“厳戒起用”だ。

 しかし、このケース、巨人でもできないことはない。原監督は今季、先発ローテーションの理想として、固定された5人に、“チャレンジ枠”の1人を加えた6人で回すイメージを描いている。指揮官は「(1枠をかけ)そこに競争ができる。1人を競争の中で『お前、調子がいいな。いってみるか』となるのが理想」と語り、3年目の高田や大江、ドラフト1位・高橋ら若手の競争枠にできればとしている。この枠ならば、岩隈もコンディションを見ながら投げることが可能となるだけでなく、若手にとって越えるべき“壁”となることもできる。

 ソフトバンクでは3年間、リハビリに苦しんだ松坂だが、中日に移籍した昨季は首脳陣の計らいもあって6勝(4敗)を挙げ、カムバック賞を受賞した。果たして岩隈は――。

最終更新:1/13(日) 16:46
東スポWeb

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