ここから本文です

9年間「しゃべらなかった」実話が絵本に 作者に聞く当時の心境

1/13(日) 11:00配信

MBSニュース

去年11月に発売された絵本「やましたくんはしゃべらない」。京都市内で書店を経営する男性の実話をもとにした作品です。幼稚園の入園日から小学校の卒業式まで9年間しゃべらなかったそうですが、作者の男性に当時の心境などを聞きました。

しゃべらなくなった「きっかけ」

「ここですね。『ホホホ座』。いい意味で怪しい感じ」(西靖アナウンサー)

西アナウンサーが訪ねたのは、京都・左京区にある書店「ホホホ座」。その座長でもある山下賢二さん(46)が出迎えてくれました。

Q.本屋さん…というか何屋さん?
「『本の多いお土産屋さん』言うてますけど」(書店「ホホホ座」座長 山下賢二さん)

並べられた本の横に…お菓子や靴下、納豆まで様々な商品が並ぶユニークなお店です。その一角に置かれた絵本。タイトルは『やましたくんはしゃべらない』。主人公の“やましたくん”というのは、幼いころの山下さんのことです。

『クラスにへんな男の子がいる。その子の声を聞いた友だちは誰一人いない』(絵本『やましたくんはしゃべらない』より)

表情は明るくて、授業中、友だちとふざけあうようなやんちゃ坊主。しかし、小学校の6年間、一言もしゃべらずに過ごした「やましたくん」。絵本の合唱コンクールのシーンでは…

『えっ!やましたくん、くちパク!』(絵本『やましたくんはしゃべらない』より)

「実際は僕、幼稚園の入園日から小学校の卒業式まで、3年保育と6年だから9年間ですね、家ではしゃべるんですけど、学校とかに出た瞬間、もう身振り手振りでしかコミュニケーションとらない子どもだったんですよ。(Q.しゃべらない?)らない。(Q.れない?)ら、ですね。(Q.ら!しゃべらない!)はい」(山下賢二さん)

きっかけは、幼稚園の入園式の自己紹介。4月生まれの山下さんはトップバッターに指名されました。

「びっくりしたのと、恥ずかしかったのと、あとは納得できなかったんでしょうね、たぶん。小さいながらに。その3つのことが重なって、そこでシャットアウトしてしまったんですよね」(山下賢二さん)

1/2ページ

最終更新:1/13(日) 11:00
MBSニュース

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事