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オーストラリアで公邸料理人に 小さな料理店夫婦の果てしなき挑戦

1/13(日) 9:00配信

中京テレビNEWS

中京テレビ 「キャッチ!」 1月11日放送より

 岐阜市の小さな料理店の大将が、日本人で170人ほどしかいないという大使館(外国公館)の料理人に選ばれました。全てを捨てて向かうのはオーストラリアの日本大使館。「味の外交官」として夫婦で挑みます。

 2019年1月7日。岐阜市である壮行会が行われていました。

「一週間後に日本をたちますが、あまり気負わずに自然体でやっていきたいです」(高見直樹さん(45))
「いろんな覚悟を決めて行ってきます」(高見あいこさん(45))

 実はこの夫婦。ある「特別な任務」に就くことになっています。赴任地はオーストラリアの日本大使館。任務は「公邸料理人」です。

 日本外交の最前線で世界のVIPを招き、ふるまわれる料理は重要な役割を果たすといいます。

 長年海外を渡り歩いた大使もその味を認めました。

「本当の和食を公邸で差し上げることで、親しくなれるし、日本文化を知っていただくきっかけにもなる。ぜひオーストラリアに一緒に来てほしいとお願いしました」(在オーストラリア日本大使館 高橋礼一郎 特命全権大使)

 1日に18時間厨房に立つこともあるこだわりの料理人。全てを捨てて海外に飛び出します。

「どんどん進化するんですよね、料理って。(お店に)閉じこもっていると、まわりの変化に気づかない」(高見直樹さん)

 職人気質の大将を支えるのが陽気な女将のあいこさんです。

「厨房に入ったら料理しか見えないので、私が言ったことも頭に入ってないくらい集中してるので、1日に(体重が)3キロ、一気に落ちるときもあります」(妻・高見あいこさん)

岐阜のスゴ腕料理人 並々ならぬこだわりの逸品とは

 高見さんの店は岐阜の中心地から長良川をはさんだ住宅街にあります。

 お世辞にもすごい料理人がいるとは思えない立地ですが、最高の料理を出すために客は1日1組の完全予約制。

 そのほとんどの日が、予約で埋めつくされています。

 去年11月。この日は、大手金融機関の支店長が、大切な客をもてなす席。大将は客の目の前で料理の仕上げをします。使うのは自ら全国をくまなく回り、選び抜いた食材です。

「本日の一品目ですが、長良川の天然のスッポンをスープにしました」(高見直樹さん)
「長良川にスッポンがいるんですか?」(客)
「天然のスッポンがいます。もうそろそろ寒くなってきているので、冬眠に入る前の時季です。ショウガが高知県久礼の土佐ショウガです。白ネギは鳥取県産の白ネギでご用意しております」(高見直樹さん)

 地元の客でも長良川に天然のスッポンがいるなんて知りませんでした。

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最終更新:1/13(日) 9:00
中京テレビNEWS

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