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都会ならではの醍醐味がある。下町ワイナリーが追求する東京らしいワイン造り

1/13(日) 11:01配信

食べログマガジン

クラフトビール醸造所の稼働率が全国1位となる40箇所(2017年)もあるなど、実はつくりたてのおいしいお酒が最も飲める都市といっても過言ではない東京。そんな、東京生まれ、東京育ちのフレッシュなお酒が飲める、醸造所があるお店を紹介。

今回は、江東区・深川にある「深川ワイナリー」。所内の見学や醸造体験ができて、さらにワインとのペアリングを考え尽くされた美食体験も待っているときたら、ワイン好きは居ても立ってもいられなくなるはず。

【東京醸造所めぐり】「深川ワイナリー東京」

「これは、ちょうど月曜日と火曜日に搾った青森・五所川原のスチューベンの搾りかすです。いいにおいがするでしょう?」
にこやかに話すのは、醸造責任者の上野さん。

川と運河がある江東区古石場にある「深川ワイナリー東京」には、8月から12月初旬まで、全国のブドウ産地からブドウが運ばれてくる。

山梨県、長野県、山形県、青森県、北海道。各地から届くのは、デラウェア、甲州、マスカットベリーA、ナイアガラ、キャンベルアーリー、コンコード、カベルネ・ソヴィニヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、メルローなど。

国内のブドウがない時期には、オーストラリア南のワイン産地、リバーランド地区からソーヴィニヨン・ブランやシュナン・ブランを取り寄せ、小さな醸造所は一年中フル回転している。

深川ワイナリー東京がオープンしたのは、2016年8月のこと。滋賀県で17年半、新潟で5カ月間、ワイン醸造に携わってきた上野さんは、試飲コーナーやワインバルを併設した醸造所を造るという話が持ちかけられたとき、「面白そうだ」と直感で感じ取ったという。

「田舎でワインを造っていたときは、いかにワインの果実味、品種の個性を引き出すかということに注力していました。しかし、17年同じことをやっているとどうしてもルーチン化してくる面もある。より新しいワイン造りを意識するなら、ワイン造りは田舎でなくともできるんじゃないか。むしろ東京には料理人と距離が近い、というメリットがあると思ったんです」

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