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ソフトB東浜、開幕名乗り 地元沖縄で自主トレ、巻き返シ~サ~

1/13(日) 11:52配信

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクホークスの東浜巨投手(28)が今季の「開幕投手」に名乗りを上げた。12日、地元でもある沖縄県うるま市での自主トレを公開。昨季、右肩の故障に苦しみ、7勝に終わった右腕は巻き返しを目指すべく、自身初の大役に狙いを定めた。また、絶対的な存在がいないエースの座にも「自分が先頭に立ってやりたい」と自覚たっぷり。シーズン180イニング&2桁完投も視野に、大黒柱への階段を駆け上がるつもりだ。

【写真】クールな東浜が見せた雄たけび

■反省を踏まえスロー調整

 地元沖縄での自主トレは、この日が最終日だった。5日にスタートし、短期集中の1週間。それでも真っ黒に日焼けした東浜の表情から充実感が伝わった。

 「12月から継続して動いているので、いい形でスタートを切れた。こっちは気温も高いので、体も思うように動かせています」

 この日は午前9時すぎのウオーミングアップからポール間のインターバル走、キャッチボール、マウンドを使用してのピッチング。さらにはノックと昨季途中に阪神へトレード移籍した飯田らとともに汗を流した。練習時間は3時間弱と短めだったが、そこにも明確な狙いがあった。

 「去年もいい状態で新年を迎え、いい状態のまま自主トレ、キャンプと過ごせた。でも、結果的にハイペースでの調整となり、シーズン途中での離脱と最悪な結果につながった。だから、今年は一年を乗り切ることを目標に、スローペースで抑え気味にやってます」

 一昨年は16勝で最多勝に輝いた。しかし、さらなる飛躍を誓った昨季は右肩の故障に苦しみ、7勝止まり。5月下旬から8月初旬にかけては戦列も離れ、規定投球回数に届かなかった。「悔しい思いしか残ってない」。だからこそ、巻き返しのシーズンへ並々ならぬ決意を固める。

■自覚促した摂津氏の存在

 その一つが開幕投手だ。「やりたいと言ってやれるポジションではないけど」と前置きした上で、はっきりと口にした。「開幕投手を任される投手になりたい。ずっとやりたいと思っていたけど、今年はその思いが例年以上に強い」。根底にはかつてエースとして君臨し、昨季限りで現役を退いた摂津氏の存在がある。

 「エースとは?という理想の投手だった。口数は多くなかったけど、背中で引っ張る、尊敬できる先輩だった。いるだけでチームに一本の筋が通るというか。これがエースなんだと思わせる投手。そういう投手になりたいし、ならなければいけない。自分が先頭に立って、強いホークスを引き継いでいきたい」

 大黒柱への思いが尽きることはない。東浜はさらにシーズン180イニングの目標を立て、球団では1994年の吉田豊彦以来となる2桁完投にも意欲を示した。「開幕投手を任されるということは、その一年、おまえが中心となってやってくれという意味だと思う。去年チームにかけた迷惑は、今年しっかり取り戻したい」。千賀を筆頭にライバルはひしめくが、引くつもりは毛頭ない。その競争意識が自分をさらなる高みへ導くことを、この男は知っている。

久留米移動後にフォーム固めへ

 この日で沖縄での自主トレを打ち上げた東浜は今後、千賀らが福岡県久留米市で行う自主トレに合流。投球フォームの動作解析などを中心にレベルアップを図る。「体も成長していくので、それに合わせた投球フォームがあるはず。効率のいい投げ方を身につけたいと思って参加を決めた」。シーズン180イニング&2桁完投を目標に掲げたのも「去年は一人も規定を投げた投手がチームにいなかった。これは情けない。その役目を果たしたい。こいつが投げるときは中継ぎを休められると思ってもらうためにも、自分に合ったフォームを身につけたい」と話していた。

西日本スポーツ

最終更新:1/13(日) 11:52
西日本スポーツ

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