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「ヤン・スンテ、罪を償え」…裁判取引の被害者ら、最高裁判所前で叫ぶ

1/13(日) 2:56配信

ハンギョレ新聞

市民団体約160人、最高裁と検察近くで集会 裁判所公務員ら「裁判所をこれ以上汚すな」 5分で終わった記者会見、取材陣のフォトラインは“無視”

 「被疑者ヤン・スンテは検察のフォトラインに立て!」 ヤン・スンテ前最高裁長官が11日午前9時、最高裁前に姿を現わす前、全国公務員労働組合所属の裁判所公務員約50人は、ヤン前最高裁長官の最高裁判所への進入を阻止しようと最高裁の正門入口を封鎖した。彼を批判する横断幕も掲げた。裁判所の公務員たちは「ヤン前最高裁長官は最高裁長官の資格ではなく、検察の捜査を受ける被疑者の身分で来る。これ以上司法府を汚すな」と声を荒げた。この日の朝、最高裁判所とソウル中央地検のある地下鉄2号線の瑞草(ソチョ)駅周辺は、警察約1400人、取材陣と司法壟断の被害者数百人でごった返した。

 午前9時、ヤン前最高裁長官が黒いグレンジャーの車に乗って最高裁の正門前に到着すると、糾弾のスローガンはさらに大きくなった。「ここはあなたを保護してくれる最高裁判所ではない」などの叫び声があちこちで上がった。ヤン前最高裁長官は話す途中に何度も言葉を止め、唇をかみ締めて目を閉じたりもした。この場面を見ていたある判事は「エリート裁判官として生きてきて、自分の話を誰かにとめられる状況はおそらく初めてだったのだろう」と話した。

 ヤン前最高裁長官が最高裁判所前での記者会見を強行したことで、瑞草駅交差点一帯は深刻な交通混雑を起こした。準備した発言を終えたヤン前長官は、交通信号を統制した警察があらかじめ開けておいた道で1分もかからずに向かい側のソウル中央地検に到着したが、周辺道路には通勤途中の車が長蛇の列を作った。市民が利用するバス停も臨時停留場に場所を移した。

 出勤時間に最高裁の正門が封鎖され、現職のキム・ミョンス最高裁長官は、出勤を遅らせなければならなかった。午前9時50分に出勤したキム最高裁長官は記者らに対し、「国民の皆様にお詫び申し上げる。そのほかのことを申し上げるのは、今は適切でないようだ」と言葉を控えた。この日午前、新しい裁判所事務総長に就任したチョ・ジェヨン最高裁判事は、就任のあいさつで「(裁判所が)本当に痛烈な自己反省と省察をしたのか。個人の性向と裁判官の良心を混同したり、国民の人権保護のために与えられた裁判官の独立を特権と認識してもたれかかったことはないか」と問いかけ、「身は法壇の上にあっても、心は法壇の下に下がらなければならない」と強調した。

コ・ハンソル、チェ・ウリ、イ・ジュビン、チャン・イェジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:1/13(日) 2:56
ハンギョレ新聞

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