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ラブロフ氏「第二次大戦の遺産」とけん制 日露外相が会談

1/14(月) 18:37配信

産経新聞

 【モスクワ=力武崇樹】ロシアを訪問中の河野太郎外相は14日午前(日本時間14日午後)、モスクワ市内でロシアのラブロフ外相と会談し、日露平和条約の締結交渉を本格的にスタートさせた。21日に開かれる見通しの安倍晋三首相とプーチン大統領の会談を前に、両外相が「交渉責任者」として条約締結の前提となる北方領土問題を進展させられるかが焦点だ。会談の冒頭、ラブロフ氏は北方領土に関し「第二次大戦の遺産としてわれわれが受けたものだ」と述べ、日本側を早速、牽制(けんせい)した。

 ラブロフ氏は「両首脳の指示に基づいて平和条約問題に関する第1回のラウンドを開催する」と宣言した。続けて日露間協力に関し、経済や安全保障の分野で「かなり大きな潜在力がある」と指摘し、質的に新たな水準に引き上げるよう呼び掛けた。

 一方、北方領土がロシア領であると改めて主張し、「大戦の結果は国連憲章ほかのさまざまな文章で確認、確定されている」とも強調した。

 河野氏は「われわれが両首脳の指示を受けて行う最初の協議だ。特に平和条約について集中的に議論を進めたい」と述べた上で、「2019年が実りある歴史的な年となるよう、力を合わせ、共同作業を進めていきたい」と訴えた。

 平和条約交渉は、北方四島をめぐる歴史的経緯や、両首脳が平和条約締結交渉の基礎にすると確認した1956(昭和31)年の日ソ共同宣言の解釈などが主な論点となる。

最終更新:1/14(月) 19:56
産経新聞

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