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米朝首脳再会談、ベトナム有力も…肝心な議題隔たり

1/14(月) 18:55配信

産経新聞

 【ソウル=桜井紀雄】トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の再会談の開催地としてベトナムが有力視されている。金正恩氏の専用機の飛行能力などから消去法で残った形だ。ただ、具体的非核化措置を求める米国に対し、北朝鮮は米国による相応の措置が先決だとの姿勢を崩しておらず、会談実現には紆余(うよ)曲折が予想される。

 韓国紙、文化日報は14日、金正恩氏が昨年6月のシンガポールでの米朝首脳会談のように中国から搭乗機を借りることなく、専用機で開催地に向かう意思を明確にしていると外交消息筋の話として報じた。米側もこの立場を考慮し、開催地を提示しているという。

 米CNNテレビによると、米側は当初、金正恩氏が留学経験もあるスイスを候補地に考えたが、移動距離の長さから外された。一方、北朝鮮側は鉄道で移動できるモンゴルを推そうとしたが、過酷な冬の天候などを理由に断念。駐米モンゴル大使も「天候のため、会場には無理がある」と米政府系メディアに述べた。

 シンガポール紙、ストレーツ・タイムズは14日までに、米消息筋の話としてベトナムとタイに候補地が絞られ、特にベトナムが有力だと伝えた。両国は会談誘致に積極的で、会場の提供を申し出ているという。シンガポール会談の際は北朝鮮が中国機とともに専用機も飛行させており、東南アジアへの飛行能力は実証済みだ。

 特に米国との敵対関係を乗り越え、経済発展したベトナムは米国が描く北朝鮮の将来像と重なる。半面、「北朝鮮は米国に『ベトナムモデル』を押しつけられるのに抵抗感がある」との韓国の専門家の分析もあり、北朝鮮側は回答を保留しているもようだ。

 韓国政府高官は、2月には米朝首脳再会談が開かれ、近く米ニューヨークでポンペオ米国務長官と北朝鮮の金英哲(ヨンチョル)副委員長の会談が持たれるとの見通しを示している。昨年6月の首脳会談同様、十分な実務会談なしに開催地と時期が先に決まる可能性があり、非核化の行程表という肝心な議題が置き去りになる恐れを危ぶむ声も出ている。

最終更新:1/15(火) 0:06
産経新聞

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