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稀勢の里、朝青龍らに感謝「モンゴルの横綱のおかげ」で成長【引退会見2】

1/16(水) 17:18配信

デイリースポーツ

 大相撲の横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=が16日、都内で引退会見を開いた。若手時代に鍛えられた元横綱朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏)の名を挙げ、「横綱朝青龍関をはじめ、モンゴルの横綱のおかげだと思っているところもあります」と感謝した。以下、一問一答の要旨【その2】。

【写真】「一片の悔いも残っていません」涙をぬぐう稀勢の里

 -先代の師匠(元横綱隆の里)の教えで心に残っていることは。

 「(小声で)そうですね…。稽古場というものは非常に大事に先代はしていました。稽古場というものを、今後、次世代の力士に、大事さを教えていきたいです」

 -先代にはどういう言葉で引退を報告しますか。

 「本当に感謝の気持ちを伝えたいです」

 -横綱に昇進した際には、見える景色が違うという言葉をかけられてきたと話していた。実際にどう感じるか。

 「大関と横綱というのは、本当にまったく違うものでした。ですが、まだまだ、先代が見ていた…景色は、まだ見えなかったです」

 -横綱という地位はどういうものか。

 「自分自身を変えてくれました」

 -取組で、この1番というものを挙げるとすれば。

 「2017年の(初場所)横綱を決めた後の(横綱に昇進することが決定的になった後の)千秋楽、横綱白鵬関との一番です」

 -その理由は。

 「2011年に大関に昇進した時には千秋楽、琴奨菊関に負けました。その悔しい思いを胸にしまって…(目をぬぐう)。次に昇進する時は、絶対負けないという気持ちで、臨んだ一番でした」

 -土俵人生で貫いた信念は。

 「(しばらくの沈黙を経て)絶対逃げない。その気持ちです」

 -自分自身を変えてくれた、というのは。

 「具体的にはあれですけども…。本当に、まったく大関時代、そして幕内、十両もそうですけど、まったく環境も変わりましたし、そして自分の意識も変わりましたし。そういう部分で本当に自分自身、変わったなと思います。もちろん意識の部分もそうですし、環境の部分も、もちろんそうです。本当に説明はしにくいですけども、自分の中で、本当に変えてくれたなと思っています」

 -15歳で入門した時の思い出は。

 「早く強くなりたい。早く大銀杏を結いたい。ただその気持ちだけでこの教習所に通っていました」

 -モンゴル出身の力士たちとも戦ってきた。学生出身の力士も多い中で15歳で入門したことはどう考えているか。

 「自分を成長させてもらったのも、横綱朝青龍関をはじめ、モンゴルの横綱のおかげだと思っているところもありますし。あの人の稽古ですね。巡業中、見て、背中を追っかけて少しでも強くなりたいという気持ちで稽古しました。(番付を)上がれなかった時も、日馬富士関にも声をかけてもらったり(した)。非常にいいアドバイスをいただいたとも思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

 -日本人横綱として期待を背負ったことは自身にとって重圧になったか。

 「いい環境、あの声援の中で相撲をとるということは、本当に力士として幸せなことでした。本当にいい思い出です」

 -17年間の力士人生で誇れるものは。

 「一生懸命相撲をとってきたことが。ただそれだけですね」

 -どんな力士を育てたいか。

 「一生懸命相撲をとる力士。そして、けがに強い力士。そういう力士を育てていきたいと思います」

 -初優勝の時の国歌斉唱、パレードなど。忘れられない光景は。

 「天皇賜杯をいただいた時です。うれしかったです」

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