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「どんど焼き」の迷惑行為に神社が悩み “うちは産廃業者じゃない” ランドセルやへその緒を持ち込む人も

1/16(水) 15:25配信

中京テレビNEWS

 新年が明けた今の時季、「どんど焼き(左義長)」で多くの神社が困り果てている迷惑行為があります。名古屋市内の“ある神社”のホームページには、「神社は産業廃棄物処理場ではありません。なんでも焼ける訳がありません」と、ただごとではないコメントが並んでいます。一体何が起きているのでしょうか?

 名古屋市千種区にある城山八幡宮。15日、この神社では、古いお守りやお札、正月飾りなどを焚き上げる「どんど焼き」が行われていました。

「お正月の区切れ目、けじめかな」
「自分の気持ちの中で新しい年になったという気持ちが強いです」(参拝者)

 多くの参拝者が新しい年の始まりを実感するという「どんど焼き」。しかし近年、困った事態が起きています。

 神社のホームページには、神社は廃棄物処理場ではありません。なんでも焼ける訳がありません』と怒りのコメントが掲載されています。

 一体どういうことなのでしょうか。宮司の吉田玄さんに話を聞きました。

「ランドセルやハンドバッグ、ノートや教科書、そういうものを持ち込まれると、神社そのものがごみの集積場になってしまう。非常に困っています」(城山八幡宮 吉田玄 宮司)

 なんと、どんど焼きにランドセルやハンドバッグなど、本来、どんど焼きで燃やすものではないモノを持ち込む迷惑行為が、増えているというのです。

 これまで、この神社に持ち込まれたものの中には、どんど焼きで受け付けられない、人形や写真アルバム、教科書、へその緒などがあり、対応に苦慮したといいます。

「大事なものなんでしょうけど、神社に持ってくることは従来なかったと思う」(城山八幡宮 吉田玄 宮司)

 この神社では、人形の供養など思い入れのある品のおはらいを年中行っていますが、今の時季は、多くの正月飾りなどが持ち込まれるため、それ以外のものは控えてほしいとしています。

 倉庫の中には、今年のどんど焼きに合わせて持ち込まれた「受け付けられないもの」がまとめて保管されていました。

 そこにあったのは、オルゴールがついた人形と小さな椅子です。

「中には(受付で)断られると、夜持ってくるという。朝見ると置いてあるということもありますので」(城山八幡宮 吉田玄 宮司)

 どんど焼きは、古いお守りやお札、正月飾りなどを焚き上げるための行事。

 化学製品や金属などが使われている人形は、その対象ではないため、おはらいが済んだ後、産業廃棄物として処理されるといいます。

「思い入れがあるものだということはわかるが、神社で処分をするものではないと思う。おはらいするのは、我々のつとめですが、処分に関しては各自で(処分)していただきたい」(城山八幡宮 吉田玄 宮司)

 新年の風物詩「どんど焼き」。神社に物を持ち込むときは、受け入れてもらえるものなのかしっかりと確認をして、分別をすることが大切です。

中京テレビNEWS

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