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女子は8割褒めて男子は8割叱る「性差」に着目した勉強法

1/19(土) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

男の子は理系が得意で女の子は文系が得意― 。

平成も終わろうという時代に、そんなステレオタイプな考えはナンセンス?

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しかし学力調査などでは、理数系分野の平均点は女子よりも男子の方が高く、読解力や語学の平均点はその逆、という結果が歴然としている。

進学塾VAMOS(東京)代表で、『男の子の学力の伸ばし方』『女の子の学力の伸ばし方』の著書もある富永雄輔さんは「性差に着目したアプローチが、子どもの学力アップにつながることもある」と話す。男子と女子、学力の伸ばし方にやはり性別は関係あるのだろうか。

小学生は「性差出やすい」

OECDが15歳男女を対象に実施した2015年の学習到達度調査(PISA)によると、日本では男子の平均点が数学的リテラシーで14点、科学的リテラシーで14点、女子を上回った。一方、読解力の平均点は女子が男子より13点高い。

ソースネクスト(東京都港区)が2017年3月に発表したアンケート調査でも、TOEIC受験者の男女別平均点は男性526点、女性668点と圧倒的に女性が上回る。

ちなみに筆者は小5男子(10)と小3女子(8)の親だが、長男は小学校入学まで断固として平仮名を覚えようとせず、長女は10000引く3をなかなか理解できなかった。同じように育てたつもりなのに……。男女の能力は同じだと信じて生きてきたのに、出産して初めて、性差を見せつけられた思いだ。

もちろん世の中には「リケジョ」もいれば、文系の分野で優れた功績を上げる男性もおり、この図式がすべての人に当てはまるわけではない。ただ富永氏は「特に小学生は、人生の経験値が少ない分、性差が出やすい」と話す。

男子は「8叱り2ほめる」で苦手克服

富永氏は未就学児から浪人生まで、多くの子どもを指導した経験から、男女の違いを次のように分析する。

「小学生男子は総じて女子に比べて精神的に幼く、友達に勝った負けた、テストで何点取ったといった表層的な事実しか見えていない。言語能力の発達も遅いので、国語が苦手な子が多い」

「野球の試合で誰が何塁打を打って、何対何で勝ちました」の繰り返しで、母である筆者から「スコアラーか!」とツッコまれてばかりのわが長男の作文にも、そんな事情があったのだ。

富永氏によれば、男子はできなかった問題も怒られた事も忘れてしまう「スルー名人」。苦手科目の克服は、粘り強く言い聞かせる「8割叱り、2割ほめる」が基本だという。

「男子は放っておくと好きな科目しか勉強しない。どこでつまづいているのか、何を注意すべきかなど、コツコツ言って聞かせて取り組ませる必要がある」

具体的には、国語が苦手な男子は長文を情緒的に読み解けないことが多いため、文章をここまでがA、ここまでがBという具合に短く区切って算数の公式のように教えると、苦手意識が和らぐという。

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最終更新:1/19(土) 11:37
BUSINESS INSIDER JAPAN

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