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関東の「高速バスが便利な地域」5選 東京都心への足、鉄道ではやや不便な地域に発達

1/19(土) 6:20配信

乗りものニュース

関東で本数最大「東京~鹿島線」

 関東には、鉄道よりも高速バスが「東京への足」として便利な地域があります。東京都心部への直通列車はあるものの、乗り換えが必要になることが多かったり、あるいは鉄道の駅から離れたりしている地域に、高速バスが路線網を形成しているのです。

【路線図】高速バスが便利な関東の都市・地域

 今回は、関東で「鉄道だとやや不便だけど、都心直通の高速バスが便利な地域」を5つ紹介します。

茨城県鹿行(ろっこう)地域(鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市)

 千葉県に近い茨城県の南東部に位置し、一帯には県下最大の工業地帯である鹿島臨海工業地帯が広がっています。この地域では、東京駅から鹿嶋市内の鹿島神宮駅まで(便によってはカシマサッカースタジアムまで)を結ぶ「かしま号」、神栖(かみす)市の波崎までを結ぶ「はさき号」、行方(なめがた)市の麻生を経由し鉾田市までを結ぶ「あそう号」が走っています。

 このうち「かしま号」は、ジェイアールバス関東、京成バス、関東鉄道、JRバステックの4社が共同運行し、深夜の下り便「ミッドナイトかしま号」を含め1日88往復。関東の高速バスで最大の本数を誇ります。さらに潮来(いたこ)市は「かしま号」「ミッドナイトかしま号」に加え、「はさき号」の8往復、「あそう号」の6往復も市内を経由。「東京へのアクセスの良さ」を市内への移住・定住につなげるため、移住者や新卒就労者に高速バス定期券の購入助成を行っているほどです。

 鉄道は潮来市と鹿嶋市にJR鹿島線(香取~鹿島サッカースタジアム)が、鹿嶋市と鉾田市に鹿島臨海鉄道(鹿島サッカースタジアム~水戸)が通っています。鹿島線では成田線、総武快速線を経由する東京方面への直通列車が1日1往復あるものの、それ以外は基本的に乗り換えが必要です。かつては東京~鹿島神宮間で特急「あやめ」が走っていましたが、次々に増発される高速バスに押される形で2015年に廃止されました。

ピンポイントで高速バスが発達する両毛地域

 栃木県と群馬県に跨る両毛地域でも、高速バスが発達している都市があります。

栃木県佐野市

 ジェイアールバス関東が東京駅から「マロニエ東京号」、新宿から「マロニエ新宿号」をそれぞれ運行。両者を合わせた本数は1日最大33往復(深夜の下り便「ミッドナイトマロニエ号」を含む)です。

 市内にはJR両毛線と東武佐野線が通っていますが、両毛線で東京へ出る場合は小山駅で乗り換え。東武線は浅草駅に直通する特急「りょうもう」が1日1往復ある以外は、館林駅で乗り換えが必要、東京駅や新宿に出るには、乗り換えが数回に及びます。

 佐野市側では、「佐野プレミアムアウトレット」に隣接する佐野新都市バスターミナルに発着。土休日の下りはアウトレット施設内の停留所にも停車する便もあります。佐野新都市バスターミナルは鉄道の駅からは離れていますが、施設内に自家用車の駐車場や駐輪場が整備されており、高速バスへの乗り換えが可能。佐野市交通生活課によると、午前中は佐野から東京へ向かう人、東京からアウトレットへ向かう人が多いそうです。

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最終更新:1/19(土) 9:41
乗りものニュース

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