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「ヒゲで不当な人事評価は違法」だが「ヒゲ禁止は合法」判決 若新雄純氏が考える“個性の通し方”

1/19(土) 11:31配信

AbemaTIMES

 「剃る自分が許せないというか、そういう思いで剃らずに頑張ってきました」

 ヒゲを理由に不当に低い人事評価を受けたとして、大阪メトロ運転士の河野英司さんら2人が2016年に大阪市に慰謝料などを求め提訴した件で16日、その判決が下された。

 大阪市交通局では、橋下徹市長時代の2012年に「身だしなみルール」を導入。この中で、ヒゲは「伸ばさず綺麗に剃ること」と禁止された。2人はこれに従わなかったため評価を下げられ、手当ても減らされたという。

 「選択の自由として、ヒゲを生やす自由を侵害されない職業を選ぶことは可能」「家族も守らなあかんやん。お前守ろ思たらもうヒゲ剃るしかないぞ」と上司に言われたという原告側の男性。河野さんは会見で「自分の個性を出す表現だと思いますし、数十年(ヒゲを)生やしていて、剃ったら自分ではなくなってしまう」と話した。

 大阪地裁は労働者へのヒゲの規律は私生活にも影響が及びうるとして、その形状を問わず一切禁止とすることや人事上の不利益処分の対象とすることは「合理的な限度を超える」と指摘。大阪市に対し、原告2人に慰謝料などあわせて44万円を支払うことを命じた。一方で、「ひげは清潔感を欠くとか威圧的印象を与えるなど、社会に広く肯定的に受け入れられているとは言えない」「公務員の服務を規律するためとして一定の必要性・合理性がある」と、規律そのものは違法ではないとしている。ちなみに市営地下鉄は去年4月に民営化され、ひげを禁止する基準はなくなり、2人は現在ひげを生やして勤務している。

 職場での「ヒゲ禁止」について、街でサラリーマンの男性に聞いてみると次のような声があがる。

「(禁止は)個人の自由なのでやめてほしい。(会社からは)きれいにしていたらいいよと」(30代・会計事務所勤務/ヒゲあり)
「アラブの人と交渉するときは、むしろ(ヒゲを)生やしていたほうがよかった」(50代・金融職/ヒゲあり)
「(評価下がるなら)切りますね」(40代・アパレル/ヒゲあり)
「難しいけど、自分がそれに反発しているなら『辞めればいいじゃん』と思う。会社だから」(20代・営業職/ヒゲなし)

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最終更新:1/19(土) 11:31
AbemaTIMES

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