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「ヒゲで不当な人事評価は違法」だが「ヒゲ禁止は合法」判決 若新雄純氏が考える“個性の通し方”

1/19(土) 11:31配信

AbemaTIMES

 今回の判決について、戸籍上は男性の女性弁護士・仲岡しゅん氏は「『身だしなみ基準を設けるだけならまだしも、職務命令で一切禁止にするとか人事で不利益に扱うのはやり過ぎ』という妥当な判断。極端な話『爪の色はこうじゃないと減点』とか『すっぴんだと降格』とか、どんどん没個性でつまらない管理社会になりかねない。ヒゲくらい生やしてもいいのではないか。もう少しおおらかな社会であるべきだと思う」との見方を示す。

 また、17日放送のAbemaTV『けやきヒルズ』では今回の判決とは別に、“個性の通し方”についてコメンテーターや慶応大学の特任准教授などを務める一方、茶髪にネイルと個性的なスタイルの若新雄純氏が持論を展開した。

■「対立しても基準を拡大することにはならない」

 若新氏は個性の通し方について、「基準からずれるけど今の組織の中で個性的でありたいという人は、めんどくさくても工夫を止めてはいけない。受け入れてもらうためには、対立するのではなく粘り強く交渉する必要がある」「基準から悪気なく外れた時に、『不利益を被った』『迫害された』と対立しても基準を拡大することにはならなくて、その基準を拡げる交渉が大事だと思う」と語る。

 また自身の個性的なスタイルについては直感的に「いいな」と思うものを選んできた結果だとし、「『そのままだとまともな仕事につけない』と言われた時に、ケンカしてでもこのままいこうではなく、その社会の中でどうすれば自分の存在が認めてもらえるのかを考えた。うまく交渉しながら、工夫して生きていくということを楽しんできたような感じ。世の中からめんどくさく思われることは織り込み済みで、髪の事をネタにされてもあんなに神妙な顔にはならないと思う」と自身の経験から振り返った。

 それを踏まえ、若新氏は「規則がある前からヒゲを伸ばしていたのに規則が後からできて、さらに人事評価を下げられて給料や報酬に影響が出たということで、対立的で強行的な手段になってしまったのだと思う。そういう意味では、基準やそこから外れた個性に対して柔軟に話し合う環境が醸成されていないと思う。基準から外れた時に選択したり交渉したりするのは面倒で大変なわけだが、それは個性が自分のアイデンティティーだと主張する人がかけるべき手間。それが嫌なら基準通りにやるか、迫害されない場を選ぶべきだと思う」との見方を示した。

 一方で、テレビ朝日の大木優紀アナウンサーは「自分は基準の中で生きてきた」という立場から「そこまでヒゲを生やしたい気持ち、髪を染めたいという気持ちがわからない」とコメント。これに対し若新氏は「そういうことが大事ではない人からすると、本当にくだらないことだと思う。だからこそ、そのくだらないことにこだわっている側が丁寧に説明しないと理解されるわけがない。ずれた自分を認めてほしいというのであれば、丁寧な交渉をめんどくさがってはいけないと思う」と述べた。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

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最終更新:1/19(土) 11:31
AbemaTIMES

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