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<トルコ>学校のスカーフ禁止に抵抗した少女たち(2)大学に女子学生が「実力行動」 (写真5枚)

1/22(火) 11:22配信 有料

アジアプレス・ネットワーク

◆「スカーフをかぶったまま学内に入ることを認めてほしい」

「大学内に入りたいならスカーフを脱げばいいじゃないか」という警備員の言葉に怒ると同時に、立ち入りを阻まれ落胆する4人。(2001年:イスタンブール・撮影・玉本英子)

トルコの学校教育の現場での女子のスカーフ禁止は、長年、世論を分ける問題となってきた。国民のほとんどがイスラム教徒でありながら、一部の宗教校を除き、学校では女子はスカーフを被ることが認められなかった。大学では、97年に政府が大学での女子学生のスカーフ着用禁止の方針を明確にし、これに従った大学もあったものの、社会的に大きな議論となっていたこともあり、大学側の裁量で禁止通達を厳密に実施しない大学もあった。イスタンブールのボアズィチ大学もそのひとつだった。ダウトオール、チルレル元首相らなども輩出した有名校で、ボスポラス海峡を望む美しい場所に立つキャンパスだ。(2001年取材・玉本英子・アジアプレス)

ボアズィチ大学が方針を転換し、大学内での女子学生のスカーフを禁止すると告知したのは2001年のことだった。これまでスカーフを被って通学していた女子学生は、授業を受けるために学内でスカーフを脱ぐか、学業を中断するかの選択を迫られることになった。

これに抗議し、ボアズィチ大学の敷地にスカーフを被ったまま入ろうと、4人の女子学生が大学近くカフェに集まった。彼女たちは「実力行動」を前に、私に思いを語ってくれた。
「スカーフをかぶったまま学内に入ることを認めてほしい、ただそれだけ。なのにそれが認められない。自分の信仰心に背くことはできない」
ゼヘラ・カルカン(文学部3年・19歳・当時)はそう言った。

「私たちが声を上げなければ、今後、入学を希望する女子もすべてスカーフを脱がなくてはならなくなってしまう」
スィベル・コジャクオウル(文学部4年・21歳・当時)の決意も固かった。

学生運動など経験したことのない彼女たちだが、それぞれがしっかりとした言葉で、大学当局の不当さや、学業を続けたいという意志、そして自分の信仰心について話した。 本文:1,925文字 写真:5枚

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最終更新:1/31(木) 12:00
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