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鈴木宗男氏「何も心配はいらない」ロシアが懸念する米軍基地、北方領土に置かれる可能性はあるのか?

1/22(火) 11:50配信

AbemaTIMES

 北方領土問題を含めた平和条約締結交渉の進展が期待される日ロ首脳会談。これに先立って、ロシア側は米軍基地の問題に懸念を示している。

 先日行われた日ロ外相会談でロシアのラブロフ外相は「1956年の日ソ共同宣言の後、日米の新安全保障条約によって状況は根本的に覆った。イージス・アショアの日本での展開は、ロシアにとって脅威となる恐れがある」と牽制。プーチン大統領も去年の暮れ、「在日米軍が平和条約締結後にどうなるのか分からない。この答えなしに大きな決断を下すことは難しい」とコメント。「北方領土を日本に引き渡した場合、米軍基地を置かないことを日米首脳の間で、公式文書で確約してほしい」と呼びかけていた。

 プーチン大統領が「日本にどこまで主権があるのか分からない。沖縄では知事も住民も反対しているのに米軍基地が増強されている」と主張していることについて、19日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に出演した元外交官の孫崎享氏は「オホーツク海は核戦略上、非常に重要な役割があるから、国後・択捉を対象と考えれば、米軍は基地を置きたい。ただ、日米地位協定では、現在あるものを排除するときは日米で合意しないといけないとなっている。つまり、合意しなければ置き続けられるということだ。同じく、新たに設置するときも合意しないといけない。したがってアメリカが好きにどこにでも置けて、それが自動的に認めるというのは間違いだ。」と話す。

 軍事アナリストの小泉悠氏は「政治の話とテクニカルな話は分けないといけない。純粋にテクニカルな話をすると、ロシア軍参謀本部にすれば国後・択捉は手放したくないだろう。択捉島は、実は沖縄本島の2.4倍もの面積があり、日本列島で5番目に大きな島。1個師団も置けるし、戦闘機も置けるし、ミサイルも置ける。一方、歯舞・色丹は小さいので基地は置けない。プーチン大統領もそれはわかっているはずだ」と解説。その上で、「日米地位協定をどう解釈するかについての、外務省の内部文書が漏れたことがある。政府の公式見解ではないが、そこでは“特別な事情がなければ基地を拒否できず、対象には北方領土も含まれる“というものだった」と指摘した。

 この文書に孫崎氏は「これは一人の事務官の個人的な解釈のメモだったが、琉球新報の記者に渡り、外務省の中ではそういう解釈になっているという秘密文書だと報じられたが、それは間違いだ」との見方を示した。

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最終更新:1/22(火) 11:50
AbemaTIMES

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