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【浜田麻里 インタビュー】今回の武道館にはひとつのストーリーがある

1/22(火) 10:02配信

OKMusic

ファン投票によるデビュー35周年を記念したベストアルバム『Light For The Ages- 35th Anniversary Best~Fan's Selection-』をリリースする浜田麻里。同作のことはもちろん、26年振りの日本武道館公演などについても語ってもらったのだが、その言葉からはストイックな彼女のスピリッツが感じられる。

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ファンの方々と気持ちをひとつにする機会があるのもいいんじゃないかと

──デビュー35周年を記念したベストアルバムはファン投票の上位40曲を収録したものなのですが、どうしてファンのリクエストによるベスト盤を出そうと?

ずっと前から35周年の記念になるベストを出したいという話をスタッフから聞いてたんですけど、自分としては40周年の時にいろいろやればいいんじゃないかと思ってたんですね。でも、『Gracia』(2018年8月発表の23thアルバム)のツアーが11月に一旦終わって、また1月と4月にあるんですけど、その間を埋め、テンションを高めるようなものがあったほうがいいかなってだんだん思うようになって。だからって、ありきたりのベストは嫌だし、自分がプロデュースするのならいろいろな方法はあるんですけど、それよりもファンの方々と気持ちをひとつにする機会があるのもいいんじゃないかと思い付いたんです。

──これまでもいくつかベスト盤を出されてますけど、こういうかたちのものは初めてですしね。

そうですね。今まで自分本位でやってきたので(笑)。今回はこれまでの軌跡というか…それは自分にとってもそうですし、ファンの方もそれを実感するようなものになればいいなと思いました。

──そんなファン投票の結果をご覧になられての感想というのは?

すごく順当だなって。もちろん良い意味でなんですけど。もう少しマニアックに偏ると思ったりもしていたんですけど…まぁ、事前にあまりマニアックにならないように全体を見てくださいっていう前振りをしていたんで、それが強すぎたのかなと思うくらい妥当なものになりましたね。で、自分自身が感じたのは、ライヴでの印象によって曲の価値がファンの方々の中で上がっているんだなって。

──1位はダントツで「Blue Revolution」なのですが、予想はされていました?

思っていた通りでした。「Blue Revolution」はずっとライヴでやり続けてきた定番中の定番の曲で、今回の『Gracia』のツアーで初めて外したくらいなんで。だから、ライヴで盛り上がるから好きっていうのはあるんでしょうね。あと、私のことを知るきっかけになったになったのが「Blue Revolution」という世代の方が多いのもあると思います。

──1stシングルでもありますしね。

自分で言うのも何ですが、この曲を1stシングルにして良かったと思ってます。5枚目のアルバムの先行シングルだったんですけど、実は3枚目のアルバムを出したくらいから、レコード会社に“そろそろシングルを”ってずっと言われていて、すごく有名で素晴らしい作曲家でアレンジャーの方が“一緒にやりたい”と言ってくださってコラボ的に制作を始めたんですけど、私の中で“これは違う…”って。ほんとに申し訳なくて、今でもたまにお会いすると恐縮しちゃうんですけど、曲が悪いとかじゃなくて、別に私じゃなくてもいい曲だったというか。日本の超一流のスタジオミュージシャンと録るところまでいってたんですけど、スタッフを説得してシングルの話はなしにしてもらったんです。そういう経緯があって、やっと“これだったらシングルでいける!”と思ったのが「Blue Revolution」だったんですね。なので、それが1位になったのは、自分は間違えてなかったんだなって。

──2位の「Nostalgia」に関してはいかがですか? 

ウエット系で、なおかつ声を張る曲だから、私のイメージにぴったりというか。この曲はアルバム(『COLORS』/1990年9月発表の10thアルバム)が出てからシングルカットしたんですよ。だから、シングルという印象が自分の中にはあんまりなくて。『パリ・ダカールラリー』のテーマソングとして使ってもらったので、砂漠の中を車が走っている場面との相性もすごく良かったみたいです。私はアメリカに行き来していた時期だったんで、ほとんど観れなかったんですけど、ファンの方々はそういうイメージが強いみたいですね。

──所謂メタルフリークではなく、一般層のリスナーを取り込んだ時期のナンバーでもありますよね。

ガッと売れ始めた頃の曲でもありますからね。もとのヘヴィロック好きの人たちも納得できる範囲というか(笑)。

──初期からのファンを裏切らない、浜田麻里らしいものだったからですよ。そういう意味では、3位の「Paradox」もですね。

そうですね。「Nostalgia」路線です。

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最終更新:1/22(火) 10:02
OKMusic

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