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大部屋廃止、個室&カプセルに! 太平洋フェリー最新船「きたかみ」船内へ!

1/24(木) 17:35配信

乗りものニュース

「夜間航海ダイヤ」という特徴を生かし

乗りものニュース

 新造船「きたかみ」を2019年1月23日(水)、太平洋フェリーが横浜港でお披露目しました。なお、これまで同社に「きたかみ」という船があったため、その2代目となる新造船はニュー「きたかみ」と表記します(役目を終えた初代「きたかみ」は海外へ売船予定)。

【写真】多彩な設備の最新フェリー「きたかみ」船内

 太平洋フェリーは名古屋~仙台~苫小牧間1330kmでフェリーを運航していますが、このニュー「きたかみ」が就航するのは、そのうちの仙台~苫小牧間560km。19時台に出港し、翌日の午前中に到着する「夜間航海ダイヤ」であることから、「星空を旅する『SPACE TRAVEL(スペース トラベル)』」がデザインのコンセプトです。

 乗船すると、中央階段でプロジェクションマッピングを使った「宇宙旅行」の演出がスタート。プロムナードにもプロジェクションによる演出、そして星のデザインが。あいにく今回の取材は日中でしたが、夜間航行中にそれらを見ると、よりロマンチックに見えるかもしれません。この中央階段での“ショー”は1日3回、行う予定とのこと。

 客室は、昔ながらの大部屋をなくし、すべて個室、もしくは「カプセル寝台」です。「プライバシー重視」は近年のフェリーにおけるトレンド。コンパクトでありながら、快適で楽しさの詰まった空間作りを目指したといいます。

「C寝台」から展望風呂付き「特等客室」まで 子ども、ペット向け設備

 ニュー「きたかみ」が備える客室と、おもな設備は以下のとおりです(料金は苫小牧~仙台間、大人1名基本料金(A期間)のもの)。

・「C寝台」:上下2段式。電源コンセントや荷物置き、カーテンを備える。48台。8300円。

・「B寝台」:上下2段式。簡易テーブルや鏡も用意されるほか、女性専用客室も。200台。1万400円。

・「エコノミーシングル」:相部屋だが扉があり、鍵もかかる簡易個室。BS対応テレビも。バリアフリータイプ有り。75台。1万2500円。

・「1等クロスツイン」:シャワー、トイレ付きの個室。冷蔵庫やドライヤー、ティーセットなども。定員1~2名。33室。1万5000円。

・「1等フォース」:下段は仕切りのないフラット構造で、団らんスペースになる。定員3~4名。12室。1万6500円。

・「1等ウィズペット」:室内にペットケージを用意。定員2~3名。2室。1万6500円(プラス1室あたり1万円の利用料)。

・「1等バリアフリー」:客室ドアが引戸で、トイレもバリアフリーに対応。定員2名。1室。1万6500円。

・「特等(洋室)」:ソファーベッドやバスタブも備える。定員2~3名。6室。2万1100円。

・「特等(和室)」:バスタブから景色を眺めることも可能。定員3~4名。4室。2万1100円。

 船内にはレストランや展望大浴場、シャワールーム、コインランドリー、キッズエリア、授乳室、ペットハウス、ペットテラス、TVコーナーも用意されています。

 ニュー「きたかみ」は全長192.5m、全幅27m、総トン数およそ1万4000トン、8階構造で、1階から5階の車両甲板にはトラック166台、乗用車146台を積載可能。旅客定員は535人です。最大速力は24.6ノット(約45km/h)。1月25日(金)の苫小牧発19時の仙台行きから就航します。

恵 知仁(乗りものライター)

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