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alcott、緑黄色社会、the peggies、THE BACK HORN――、増える異業種コラボ

1/24(木) 12:13配信

MusicVoice

 昨年11月14日にニューアルバ厶をリリースした4人組バンド、alcott。彼らは、最新アルバム発売に先駆けて昨年3月から4カ月連続でシングルを配信リリースした。

 この作品は作家や映像製作会社との“異色のコラボレーション”として話題をさらい、alcottの名を更に広い層へと拡散するきっかけにもなった。

 昨今、alcott以外にも作家や漫画家など、異業種のアーティストとのコラボレーションをおこなうロックバンドが増えている。音楽の新たな魅力を引き出しその世界観を豊かに彩る、“ロックバンド×異業種コラボレーション”を紹介しよう。

alcott×カツセマサヒコ×isai Inc.

 先述のalcottが3月より4カ月連続でリリースした配信シングル群、『LOVE LETTERS』。『告白記』『春へ』『予報外れのラブソング』『小火』の4曲を中心とした構成で、ひとつの恋が始まり、終わりゆくさまを情感豊かに描きあげているこの作品。その世界観を、小説と映像という、音楽とは全く別の形で表現したのがこのプロジェクトだ。

 小説を手がけたのは、ツイッターでのリリカルな妄想ツイートで支持を集める、人気ライターのカツセマサヒコ。映像は映像制作会社isai Inc.が担当している。

 カツセが4曲の収録楽曲をイメージした4編の小説を執筆し、その小説を映像化した短編映画をisai Inc.が作成。映画本編の上映会なども開催された。

 楽曲によって短編映画のように色合いを変える、alcottの甘酸っぱい世界観を、カツセが得意とする繊細な文章で「音楽」から「物語」へと昇華している。更にそれが映像になることで、より生々しく心揺さぶる作品に。「楽曲」「文章」「映像」というすべての要素が完璧なバランスで融合しているコラボレーションだ。

緑黄色社会×沖田円

 作家・沖田円の著作『きみに届け。はじまりの歌』の作中の歌詞を、4人組バンド・緑黄色社会の長屋晴子(Vo/Gt)が書き下ろした。後に曲がつけられ、『リトルシンガー』というタイトルで緑黄色社会の楽曲にもなったこのコラボレーションの誕生のきっかけは、沖田がかねてより緑黄色社会のファンだったというものだ。

 沖田の熱烈な想いが生み出したこのコラボレーションのもととなった小説は、女子高生である主人公が、一度捨てなければならなくなった夢をもう一度自分の力で手繰り寄せるまでの成長の過程を描いた青春物語。

 今要注目の若手作家である沖田の描き出す主人公の熱い感情に、平均年齢20歳である緑黄色社会の瑞々しさが絶妙にマッチしているのが印象的だ。楽曲にも小説にも、唯一無二の若さと“熱”が爽やかにあふれている。

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最終更新:1/24(木) 12:13
MusicVoice

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