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奨学金を借りて大学を卒業したのに、就職活動で失敗したせいで収入が不安定・・どうしよう

1/24(木) 18:21配信

ファイナンシャルフィールド

奨学金を借りて大学を卒業したのに、就職活動で失敗したせいで収入が不安定になったという人は、決して珍しくありません。

今回のケースも私立大学の第一種奨学金を4年間(48回)、自宅外通学で仮に毎月6万4000円を借り入れる(貸与期間は進学した月から卒業した月)とした場合のご相談となっています。総額で307万2000円という金額を返していくのは、不安定な収入では難しいため、今から不安を感じることもあるでしょう。

しかし今現在の制度を上手に利用すれば、家計への負担を最小限に抑えたまま返済が可能です。こちらで今回のケースを参考に、奨学金の返し方を今一度学んでみましょう。

所得連動返還方式という地道な方法

これまでの奨学金の返済は、「定額返還方式」と呼ばれる方法を取ることが一般的でした。収入に関わらず、一定の額を返済し続けるこの制度は、収入が安定しない今回のケースにおいては、とても不便なものであると感じられるでしょう。

そこで日本学生支援機構は平成29年4月より、新たに「所得連動返還方式」という返済制度を開始したのです。

これは返済を行う人の収入によって、月々の返還金額が変動するシステムで、家計への圧迫を抑えつつ、地道に返済を続けていけるように配慮した制度となっています。所得が少ない間はそれに応じて返還額も少なくなるため、就職活動や資格勉強など未来を変えるための活動にお金を回すことができるでしょう。

返還額が少ないと当然返済期間は延びることになりますが、所得連動返還方式では利息などによって返還総額が増えることはありません。無理なく自分のペースで返していけることから、安心して卒業後の生活を送ることができるのです。

定額返還方式の場合

もし仮に今回のケースをこれまで通り「定額返還方式」で返すとしたら、収入に関わらず定額での返還が採用されることになります。

日本学生支援機構のシミュレーションで試してみると、総額307万2000円を返還するのに18年間、返還回数216回、月額返還が通常1万4222円という結果が出ました。基本的にこのくらいの年数と毎月の返還が必要となるので、収入が安定していない時期にはつらい出費となるでしょう。

もちろんその人の総額や返還の方法(繰り上げ返還など)によって変わってきますが、自分の収入に関わらず一定額を支払っていかなければならないのです。

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