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【特集】「何を削れば…」 生活保護費引き下げの現実、ギリギリの生活の中で

1/24(木) 14:27配信

MBSニュース

母子世帯への影響大「食費を削るしか…」

引き下げは、子育て世帯にさらに重くのしかかっていました。大阪府内で中学生と小学生の2人を育てるシングルマザーのAさん(40代)は、借金を重ねる夫と離婚。朝から晩まで働き続ける毎日で、体調を崩してしまいました。

「本当に明日食べていくのが不安。1年後とか2年後とかそんな心配ではなくて、来月とか来週とかどうしようというところまで我が家は来ていましたので」(Aさん)

2年前から生活保護を受給し、ようやく生活の立て直しができるようになりました。持ち家のAさんの場合、「生活扶助費」に「児童養育加算」「母子加算」「教育扶助費」とパート代金を合わせ家族3人で21万4800円が1か月の生活費になります。育ち盛りの子ども2人を抱え、食費は約3万円、塾代や習い事など教育費に3万円ほど、自分のことはそっちのけで、出費のほとんどは子ども関係に費やします。ところが、今回の見直しでここから8450円減額されることになったのです。これから長女の高校進学も控え、出費はかかる一方で…

「経済に左右されて、自分の道をあきらめたりだとか学ぶことをやめてしまったりというふうにはさせたくない。自分のできる限りのところはしていってあげたい」(Aさん)

Aさんは自分の食べる量を減らすなどして、食費を削るしかないと考えています。

「一番頭の中によぎるのは、またあの頃のしんどい生活に近づく、子どもを我慢させて自分もギリギリまで我慢して…。なんだか生きるってしんどいなって思うんですね。2人いる娘にもまだ(生活保護のことを)打ち明けられていない、これがね現状なんです、この制度の」(Aさん)

引き下げでは、子どもの教育にかかる「教育扶助費」の見直しもありました。これまで「参考書代」と「部活動にかかる費用」として、毎月4450円(中学生 ※小学生は2630円)定額給付だったものが、部活動の費用のみの「実費」支給に変わったのです。参考書代は出なくなり、部活にかかる費用も立て替えてあとで申請する形に変わったのです。運動部に所属する中学生の母親(シングルマザーBさん)は…

「中学生にもなると足のサイズも大きくなるので、本当にすぐに(テーピングが)なくなってしまうんですね、試合のたびに。申請をしても、しばらく『検討します』ということでお返事が遅いので、なかなか2か月後みたいな感じになって、不安が大きくなってきた」(Bさん)

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最終更新:1/24(木) 14:27
MBSニュース

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