ここから本文です

Appleが、GoogleとAmazonに喧嘩? CESで見つけた“音声アシスタント戦争”最前線

1/26(土) 18:02配信

FNN PRIME

今年も大盛況のうちに終了した、世界最大級の家電見本市『CES2019』。CES=Consumer Electronics Showという名の通り、アメリカ・ラスベガスに世界各国から最新の家電製品やテクノロジーが集合するイベントだ。主催者は今年、世界中から18万人以上が参加したと発表している。

【画像】CESで見つけたGoogle vs Amazon vs Appleの戦いの様子

そんな中、多くの家電メーカーは必ずといっていいほどスマートホームのブースを出し、そこにはGoogle AssistantとAmazon Echoの2つの文字が見えていた。

“What happens in Vegas stays in Vegas.”

“What happens in Vegas, stays in Vegas.”

これはラスベガス観光局が使っていたスローガンだ。直訳すると「ラスベガスで起こることは、ラスベガスに残る」で、意訳すると「あなたがラスベガスでやったことは、ラスベガスの外に漏れることはない」=「ラスベガスでは思いっきり羽目を外して遊んで」という意味だ。つまり、日本語では、「旅の恥はかき捨て」という慣用句に言い換えられるだろう。映画『ハングオーバー』を見たことがある人は、結婚式前に男だけの旅行でハチャメチャをする4人を思い返してみるとどんな感じかわかるだろう。

英語圏ではよく知られている“What happens in Vegas, stays in Vegas.”だが、Appleはこれをもじった看板広告を上記写真の様にGoogleブースから見えるところに大きく示していた。

What happens on your iPhone, stays on your iPhone.

「あなたのiPhoneで起きることは、あなたのiPhoneで完結する」と訳せばいいだろうか。つまり、GoogleやAmazonが起こしてしまっている個人情報の漏洩問題や、一般データ保護規則(GDPR)で罰金を命じられたGoogleなどを揶揄するような広告なのだ。
AppleはHP上に「Appleは、プライバシーは基本的人権であると信じています」と、ユーザーのプライバシーを大切にしていることをアピールしている。

あなたのApple製デバイスには、数多くのあなたの個人情報、つまり非公開のままにする権利があなたにある情報が入っています。
(…中略…)
すべてのApple製品は最初から、そのような個人情報を保護できるように設計されています。そして、何を誰と共有するかを決める選択権はあなたにお渡しします。
(Apple HPより)

上記のようにHP上でiPhoneのプライバシーに対する姿勢を記しているAppleが、GoogleやAmazonなどのクラウド上で全てが処理されるようなシステムを批判するのは、iPhoneの優位性を示すためだけではなく、音声アシスタント競争で差をつけられている同社の危機感もあるのではないだろか。

実際、Appleとは違い、サードパーティに対しても音声アシスタント機能を公開するオープンなシステムのGoogle AssistantとAmazon Echoに関しては、今年のCES2019では、両社の音声アシスタントを搭載した大量の商品が、様々なサードパーティから発表されていた。

1/3ページ

最終更新:1/26(土) 18:02
FNN PRIME

あなたにおすすめの記事