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転倒で棄権の福士加代子 次戦は名古屋ウィメンズ視野

1/27(日) 17:35配信

デイリースポーツ

「大阪国際女子マラソン」(27日、ヤンマースタジアム長居発着)

 2016年リオデジャネイロ五輪以来のマラソンとなった福士加代子(36)=ワコール=が35キロ付近で棄権した。スタートから先頭集団を走っていたが、12・6キロ過ぎに前を走る外国人選手に接触して転倒。すぐに立ち上がって、両膝と右前頭部から出血しながら走り続けた。しかし、30キロ付近から何度も止まって屈伸を繰り返すなどし、35キロ付近で所属先の永山忠幸監督の説得を受けてレースを離脱した。

 今大会には、2020年東京五輪代表を決める「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」(9月)の選考がかかっていた。レース後、永山監督は「MGCの権利を取りにいきたいと言っている」と福士の意向を述べた。

 また、「頭を打っているので後遺症がどうなるか。傷口を含めて完治度とモチベーション次第で間に合うなら」とした上で「(名古屋まで)40日ある」と、残る選考レースとなる名古屋ウィメンズマラソン(3月10日)を視野に入れていることを明かした。同監督は「今回も練習はできており、予定どおり(の展開)で、後半に勝負させる戦略だった」と調整が順調だったことも強調した。

 応急処置を受けた福士の状態については「両膝を強打し、すりむいた傷から出血していた。また、右目上の額を強打し、青あざができて腫れ上がっている」と説明。「本人によると、頭を打っているので20キロ過ぎから意識が遠のく感じになっていた」と厳しい状況であったことを明かした。

 転倒後には何度かスタッフが棄権を勧めたが、福士は「ジョギング程度なら走れる」とレースを継続。しかし、35キロの給水所に同監督が出向いて説得し「わかりました。ごめんなさい」と棄権を受け入れたという。福士は、28日にも京都市内で精密検査を受ける予定となっている。

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