ここから本文です

【コインチェック事件から1年】ビットコイン200万→40万円。天国と地獄みた人たちの今

1/28(月) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

2018年1月26日、大きなニュースが日本を騒がせた。大手仮想通貨(暗号資産)取引所「コインチェック」から、日本円にして580億円のNEMが不正に流出した。

【全写真を見る】【コインチェック事件から1年】ビットコイン200万→40万円。天国と地獄みた人たちの今

この事件の影響は大きく、それまでバブルだった仮想通貨市場は一気に冷え込んだ。2017年12月には200万円超の値をつけたビットコインは、2019年1月26日時点で40万円程度にまで落ち込んでいる。

街には仮想通貨のアドトラックが走り、1億円の資産を有した「億り人」たちが興奮に沸いていたあの時から1年。熱狂のなかにいた人たちは、どんな日々を過ごしたのだろうか?

今でも「一発逆転」が諦められない

「この1年つらかったけど、(仮想通貨を)やらない方が、もっときつかった」

まず一人目に話を聞いたのは、「サーモン2500」というブログを運営しながら飲食店に勤務しているサーモン(仮名、32)。今でもまだ、「仮想通貨で一発逆転」の夢をあきらめられないでいる。

1986年生まれのサーモンの年収は約400万円。だが、実家へは毎月10万円の仕送りをしている。親が多額の借金を抱えており、その返済費用に充てるためだ。サーモンに法的な返済義務はないものの、親は親戚や知人からお金を借りていたため、どこまでいっても連絡は追ってくる。

「このままじゃ人生真っ黒だ。どうにかしなきゃ」

そんな風に考えていた2017年、出合ったのがビットコインだった。億り人とまではいかなかったが、10万円単位で少しずつ原資を増やし、8万円で始めた仮想通貨は最高で100万円ほどにまでなった。

2018年8月、じりじりと下がっていく相場の中でなんとか資金を増やしたいと、よりハイリスク・ハイリターンなビットコインFXの投資にのめり込んだ。勤務時間中にトレードをしていることが見つかり、勤務先から解雇。さらにマイナーなアルトコインへの投資で20万円ほどの損失も出した。

今は2018年10月頃から始めた「Z502」という仮想通貨への投資で、含み益が50万円ほどはあるという。

今でも、給料が入るとなけなしの2万円で「買い増し」しているというサーモン。今年、そして今年がだめでも来年、きっと市場は盛り上がる……そう信じているからだ。

夢は借金を返済して、38歳までに自分の店を持つことだ、という。

「実家もずっと貧乏で、自分の年収もどんなに働いてもせいぜい500万。このまま生活しても、じわじわ真綿で締め上げられるような感じ。仮想通貨で一発逆転ができたら、人生変わると思う。親も70近いので、楽をさせてあげたいな」

1/3ページ

最終更新:1/28(月) 15:47
BUSINESS INSIDER JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ