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日本の大きなナンバーがクルマをカッコ悪くする? 新型スープラはいったいどこに

1/29(火) 10:30配信

くるまのニュース

ナンバーつくとどうなる新型スープラのフロントマスク

 トヨタが市販版の新型「スープラ」をデトロイトショーで発表し、各メディアが大きく取り上げました。と同時に、自動車関係者やクルマ好きの間で「新型スープラのナンバープレートはどこにつくのだろうか?」ということが話題になっています。日本の場合、前側のナンバープレートの設置場所は車両の中央に付けなければならない決まりになっています。新型スープラの写真を見て頂ければ解る通り、どこに付けたらいいのか微妙。規定通り真ん中になってしまうのでしょうか。

横から見ると中央ならナンバーぶん全長が伸びちゃう? 新型スープラ画像で検証(14枚)

 海外だとどうでしょう。ヨーロッパでテスト走行しているカモフラージュ仕様のスープラを見ると、バンパー部分に付けています。ヨーロッパのナンバーは、横長のためバンパー位置で全く問題ありません。アメリカの場合、前のナンバーについては鷹揚。フェラーリやランボルギーニ、NSXとか見ると付いていないケースが多いです。

日本だけやたらと大きいナンバープレートを車両の前面に付けなければなりません。前出のフェラーリ、ランボルギーニ、NSXはもちろん、マクラーレンのようなスーパースポーツまで前のナンバープレートがバンパー下の中央にドーンと付いています。国交省としては、クルマのデザインが台無しになろうと関係無く「とにかく真ん中に付けろ!」なのです。

 しかし、新型スープラは現時点でナンバー位置がどこになるのか全く不明です。なぜか? 興味深いことにいくつかの例外があるからです(軽自動車はナンバーの封緘も無いなど意味合いが、普通車と違うため自由度が高い)。

 たとえば、三菱のランサーエボリューションは「EVO 6」と呼ばれるモデル以降、バンパー左側に付いていました。

 また多くのアルファロメオのクルマもバンパー左側にオフセットされています。私(国沢光宏)の知る限り、合法的に真ん中じゃなくても良い白ナンバー車はこれだけです。こうなると「なぜいいのか?」と知りたくなります。ランサーエボリューションの時に、三菱自動車と国交省に聞いてみました。

 答えを聞くと、「そりゃそうでしょうね」。

 ランサーエボリューションの場合、真ん中に付けるとインタークーラーに当たる冷却風の流量が大きく下がり、結果としてパワー出ない。風洞実験でテストしたデータなども参考にしたそうです。

 また、インタークーラーは車両中央にしか付ける場所が無く、「例外的に国交省も渋々認めた」といいます。ランサーエボリューションの場合は物理的な問題でした。

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