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台湾の産業財産権出願、TSMCが国内首位 3年連続=18年統計

1/30(水) 11:54配信

中央社フォーカス台湾

(台北 30日 中央社)経済部(経済省)知的財産局が28日公表した産業財産権に関する2018年の統計で、財産権3種類の出願数は台湾法人では半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が944件で3年連続首位となった。海外法人は米半導体大手クアルコムが1011件で1位となり、上位10位に日本企業が4社入った。

財産権3種類は発明(特許)、新型(実用新案)、設計(意匠)。TSMCの出願数は2015年以降年々成長し、18年は過去最多になった。430件が認可され、認可数でも台湾首位だった。出願は全て発明。知的財産局は、同社が開発した9割以上の技術は企業秘密の形で保護されているとした上で、それにも関わらず公に出願した件数が台湾で最多だったのは、研究開発を重視する同社の姿勢の表れだと分析した。

日本企業で出願数が最も多かったのは半導体製造装置大手の東京エレクトロンの378件で、海外企業4位。内訳は発明372件、設計6件。10位以内には日東電工、ディスコ、半導体エネルギー研究所も名を連ねた。半導体エネルギー研究所は認可数では474件で海外首位だった。

台湾法人の出願数上位100位には大学が25校入り、遠東科技大(台南市)の10位が最高位。同大の出願数184件中、新型が159件、発明は25件だった。発明への出願が最も多かった大学は成功大(同)の92件。

産業競争力向上を目指し、同局は昨年、金融テクノロジーやバイオ医療、情報通信、精密機械などの分野の関連企業を対象に権利出願などに関するセミナーを開催したほか、台湾企業の約98%を占める中小企業に向け、ビデオ通話を活用した知的財産権の相談受付などを行った。

(廖禹揚/編集:名切千絵)

最終更新:1/30(水) 11:54
中央社フォーカス台湾

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