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【マザーズ】「オンナだけが悪いのか。」困窮する“特定妊婦” 客の子を妊娠した19歳の風俗嬢を支える女性の思い

2/1(金) 14:00配信

中京テレビNEWS

 何らかの事情で、生みの親が育てられない子どもを、血縁関係のない夫婦に実の子として託す「特別養子縁組」。

 取材班はこれまで、長期にわたり、子どもを育てられない女性たちを取材してきました。彼女たちの事情は、人それぞれ。取材内容を放送したり、記事を公開したりする度に、応援の言葉や、様々な意見が寄せられました。

 その一方で「勝手に産んで、育てられないなんて無責任」などと、女性を一方的に非難する言葉も、インターネット上にはあふれました。

 果たして本当に、オンナだけが悪いのでしょうか――。特別養子縁組の現場から、考えます。

誰にも相談できない… 妊娠で生活失った女性

 赤ちゃんの“特別養子縁組”をあっせんする民間団体NPO法人「Babyぽけっと」。ここには毎日のように、予期せぬ妊娠をした女性たちからのSOSが届きます。

 ここで、心理カウンセラーとして女性たちをサポートする野口さん(仮名)。この日も、頼る人がおらず、ギリギリまで追い詰められた女性からの連絡を受け、急いで会いに向かいます。

「こんにちは、はじめまして。もう結構お腹大きいね」(野口さん)
「すごく太っちゃって。もともと、ぽっちゃりしていたから気づかなくて」(楓花さん)

 連絡をしてきたのは、20歳の楓花さん(仮名)です。すでに、妊娠8か月と推定される楓花さんは、交際していた男性と別れた後、お腹の出っ張りに気付き、自分が妊娠していることに初めて気づいたといいます。

 美容師見習いとして、生計を立てていた楓花さんは、予期せぬ妊娠に戸惑ったといいます。母子家庭で育ちましたが、母親との関係が悪く、相談できる相手はいませんでした。お腹が目立つようになり、美容師見習いの仕事をやむなく退職。その後、家賃を払えなくなってしまいました。

 突然の妊娠をきっかけに、普通の生活ができなくなってしまったのです。

 楓花さんのように、出産後の子どもの養育について、出産前から特に支援が必要な女性は、児童福祉法で「特定妊婦」と定義されています。「Babyぽけっと」では、特定妊婦たちの生活を出産前からサポートし、生まれた子供を、特別養子縁組で育ての親に託す活動を行っています。

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最終更新:3/5(火) 13:55
中京テレビNEWS

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