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DeNA・国吉が豪州で鍛え上げた“心技体”

2/1(金) 19:20配信

ベースボールキング

オーストラリアで武者修行

 厳しい寒さが続く1月最後の週末、こんがりと日焼けをし、顎ヒゲを蓄えた196センチの大男は、横浜の街ですれ違う人たちの目を引いた。元々クォーターの端正な顔立ちではあるが、オーストラリアで約3カ月の武者修行を終えた国吉佑樹は、一層精悍さと逞しさが増していた。

 自ら志願して赤道を越え、ベイスターズが戦略的パートナーシップ契約を結んだオーストラリアン・ベースボールリーグの強豪チーム"キャンベラ・キャバルリー”へ。家族を日本に残し、年末年始も帰国はせず、オフを返上して自ら野球漬けの生活を選んだ。

 当然、料理や洗濯、買い物など、野球以外の部分もすべて自分でやらなければいけない。「ナイターが終わって洗濯しないといけないときは、寝るのが2時を過ぎたこともあった」という。また、英語についても「(オージーイングリッシュ)はクセが強いので、最初は全くわからなかった」と苦心。日本の環境は恵まれていることを、嫌を無しに再確認した。

刺激を受け続けた日々

 しかし、ロッカーが隣だったアメリカ人と仲良くなり、オフの日も一緒に行動して買い物やゴルフをするなど、積極的に交流。徐々に英語もわかるようになり、いつの間にかチームにも溶け込むことができた。オーストラリアで起こった様々な出来事を笑顔で振り返るその表情は、充実感に満ちていた。

 異国での生活は彼のマインドに変化を及ぼす。チームメイトたちは「試合でミスをしても引きずらない。すぐに切り替えて考えられる。負けてもバスの中では明日のためにと皆でワイワイやっていた」とカルチャーショックを受けつつ、「反省は大事だが気にしていても取り戻すことは出来ない」と、自らの思考もポジティブになった。

 皆に共通しているのは、野球が好きだということ。楽しいことをやっているのにネガティブなことを考えられない。非常にシンプルながら、新鮮だった。「野球を通じて世界中の仲間と交流できた」と、マインド面での成長も感じ取れた。

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最終更新:2/1(金) 20:38
ベースボールキング

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