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深海から同時に珍客 のとじま水族館で展示 ダイオウイカとリュウグウノツカイ

2/1(金) 1:05配信

北國新聞社

 深海に生息する生物では最大級のダイオウイカと深海魚のリュウグウノツカイが31日、七尾市沖の定置網に入っているのが見つかった。ともに水揚げの時点で死んでおり、同市ののとじま臨海公園水族館に運ばれた。この2種が一緒に持ち込まれるのは「開館以来なかった珍事」といい、職員を驚かせた。1~3日に初の同時展示が行われる。

 七尾市庵町沖で早朝、地元の岸端定置網組合員が網の中にいるダイオウイカとリュウグウノツカイを確認し、のとじま臨海公園水族館が同町の港で引き取った。同館によると、ダイオウイカは触腕(しょくわん)と呼ばれる最も長い足を含めると全長3メートル22センチ。リュウグウノツカイは全身が銀色、鮮やかな赤色の背びれや腹びれが特徴で、全長3メートル84センチだった。

 ダイオウイカは2015年2月以来約4年ぶり、リュウグウノツカイは16年12月以来約2年ぶりに持ち込まれたが、2種同時は1982(昭和57)年の開館以来初めてとなった。

 同館展示・海洋動物科長の加藤雅文さん(47)によると、ダイオウイカとリュウグウノツカイはともに生態や生息分布が解明されておらず、なぜ深海に住む生物が定置網に入ったかは分からない。ダイオウイカについては「南方の海で繁殖し、対馬暖流で能登近海に来た可能性がある」と推測した。

 同館は1~3日の午前11時~午後2時に屋外の観覧通路で展示した後、解剖して生態調査を行う。加藤さんは「この2種を同時に見られるとは、びっくりした。間近で見て、大きさを実感してほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:2/1(金) 1:05
北國新聞社

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