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鈴木亜由子がハーフ1時間7分台で快走…福士、野口以来3人目 次戦は17日・青梅マラソン

2/4(月) 6:14配信

スポーツ報知

◆陸上 丸亀国際ハーフマラソン(3日、香川・丸亀市Pikaraスタジアム発着)

 女子は2016年リオ五輪5000&1万メートル代表の鈴木亜由子(27)=日本郵政グループ=が初のハーフマラソンながら日本歴代3位の1時間7分55秒で日本人トップの2位に入った。06年大会での福士加代子、野口みずきに続き、13年ぶりの1時間7分台で、20年東京五輪代表選考会(9月15日、MGC)へ弾みをつけた。(スタート時=曇り、気温12・0度、湿度50%、西の風0・8メートル)

 思い出の地で好記録をたたき出した。鈴木は終始落ち着いたペースで走り続け、後半はB・サイナ(ケニア)との一騎打ち。残り5キロからつばぜり合いが続き、競技場手前のスパート勝負で後れを取り、6秒届かず。それでも、初ハーフで日本人トップの1時間7分台をマークし、日本歴代3位の記録をつくった。「最後は離されて悔しい。勝機はあったけど、力不足」。言葉に向上心がにじんだ。

 中学時代の雪辱も果たした。豊城中2年時に全国中学校陸上大会で800、1500メートルで2冠を達成した。2年連続2冠が期待された3年時は丸亀開催だったが、800メートル決勝では最後の直線で転倒し、5位に終わった。「縁があるというか、あれ以来の丸亀。不思議な感じ」と振り返った。

 福士や野口らレジェンドに近づいたが「自分はまだまだ。今日はペースを刻んだだけなので勝負となったら違う展開になる」と控えめ。ただ、高橋昌彦監督が「この練習でこんなに走るとは思わなかった。7分台はびっくり」と驚くように、1月の全国都道府県駅伝後は練習を抑え、ジョグ中心のメニュー。有森裕子や高橋尚子ら五輪メダリストを育てた名監督は「マラソンでいずれは2時間20分を間違いなく切れる。もっと上もあるかも」と底知れぬ才能に14年ぶりの日本記録更新も見据える。

 次戦は17日の青梅マラソン(報知新聞社主催)で初の30キロ。トラック主体から“飛び級”で臨んだ18年北海道マラソンを制し、MGC出場権を獲得。この2週間でハーフマラソンと30キロという2つの人生初を経験することになる鈴木は「MGCでしっかり勝負できるように、一つ一つのレースを走っていきたい」と意欲。9月のMGCが今年最大の目標。東京五輪ヒロイン候補の快進撃は止まらない。(太田 涼)

 ◆鈴木 亜由子(すずき・あゆこ)1991年10月8日、愛知・豊橋市生まれ。27歳。小学2年から競技を始め、豊城中ではバスケットボール部に所属しながら全中で1500メートル連覇。時習館高へ進み、全国高校総体3000メートル8位。名古屋大経済学部を経て、2014年に日本郵政グループに1期生として加入。15年北京世界陸上5000メートル9位、16年リオ五輪同予選落ち。5000メートル日本歴代5位の15分8秒29、1万メートル同9位の31分18秒16。家族は両親と兄、姉。154センチ、39キロ。

最終更新:2/5(火) 5:24
スポーツ報知

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