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光で素材を硬化する3Dプリンタ

2/3(日) 9:06配信

TechCrunch Japan

3Dプリントはハードウェアのデザインや設計の方法を変えたが、しかしどのプリンターも基本的な制約を共有している。それらは要するにオブジェクトを、下の方から、一層また一層と素材を積み上げて作っていく。UC Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)のこの新しいシステムはしかし、ビデオを感光性レジンの入ったジャーに投射し透過することによって一度にオブジェクトを作る。

このデバイスを作者たちはレプリケーター(Replicator、複製機)と呼んでいるが、残念ながらそれはMakerBot(メイカーボット)の登録商標だ。仕組みとしてはきわめてシンプルだが、それをこの研究のリーダーであるバークレー校のHayden Taylor(ハイデン・テイラー)氏よりもうまく説明することは難しいだろう。

基本的には、そこらで売っているビデオプロジェクターでいい。私も、自分の家から持ってきたものを使った。それをラップトップにつないで、計算によって作り出した一連の画像を投射する。それと同期してモーターがシリンダーを回転させれば、その中のレジンが3Dプリントされる。

もちろん、いろいろ細かい点は難しい。例えばレジンの配合、そして何よりも、投射する画像の計算だ。でも、このツールの極めてシンプルなバージョンなら、それを作るための障壁はそんなに高くない。

光を使う3Dプリント技術は前からある。今あるそれらのデバイスは、レーザーなどの光を使って素材を目的の形に硬化する。でも、一度に1つの薄い層しか作れないことは同じだ。「ホログラフィック」プリンティングという、交差する光線を使う方法もあるが、かなり難しい。バークリーはローレンスリヴァモア国立研究所と一緒にそのプロジェクトをやったことがある。

テイラー氏のデバイスでは、最初に、複製を作りたいオブジェクトをスライス状にスキャンする。CTスキャナーに似ているが、実はチームはそもそも最初に、CTスキャナーからヒントを得たのだ。

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最終更新:2/3(日) 9:06
TechCrunch Japan

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