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<北朝鮮>謎のスポーツ強国の内幕(4)「試合に負けると収容所」は本当か?

2/4(月) 16:10配信 有料

アジアプレス・ネットワーク

2015年8月、東アジアカップ大会で優勝した北朝鮮女子サッカーチームの選手たち (「わが民族同士より」引用)

北朝鮮では、あらゆる競技において「思想戦、闘志戦、速度戦、技術戦」を基本としてプレーすることが求められる。これは金正日が提唱したスローガンであり、言葉の順番がそのまま、競技で重視される要素の順序になっている。

試合後には「試合総和」と呼ばれる反省会がチーム別、あるいは体育団全体で行われるが、とくに成績の悪かったチームの監督や選手は自己批判をさせられたり、同僚から厳しい批判を受けたりしなければならない。そのときに議題の中心に据えられるのも、「思想戦、闘志戦、速度戦、技術戦」の競技方式を適切に実行できたか、ということだ。

たとえば「闘志戦」がどんなものかと言うと、「選手は我が身かわいさに(ケガを恐れて)力を抜いてはならず、かならず全力でプレーしなければならない」という考え方だ。具体例として、サッカーのゴール前での混戦を想像してみてほしい。ゴール目がけて突進するフォワードの前方に、味方選手がふわりとセンタリングを上げたとする。そのまま飛び込んでヘディング・シュートを打てば、得点を決められるかもしれない。

しかしボールの落下地点のすぐ先にはゴールポストがあり、勢い余って頭から激突し、大けがをしてしまう可能性がある――ここで、「迷わず突っ込め!」というのが「闘志戦」のスタイルなのだ。「試合総和」でヤリ玉に挙げられた選手は、「あの場面で闘志戦を発揮して、もっと果敢に突進していれば……」などと自己批判するわけである。

また、大会での順位や記録が著しく悪かったり、監督や選手の怠慢が見とがめられたりした場合、その過誤の重大さによっては自己批判だけでは済まされず、無報酬労働などの制裁を受けることもある。

ただ、一部では「北朝鮮の選手たちは大きな試合での負けると収容所に送られる」といった噂が囁かれているようだが、私自身はそのような話を聞いたことがない。これはさすがに誇張された話だと思う。 本文:2,043文字 写真:1枚

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最終更新:2/4(月) 16:10
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