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国の借金は若者に「ツケ払い」…村尾信尚が“財政赤字”に苦言

2/4(月) 20:02配信

TOKYO FM+

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。2月4日(月)の生放送は、経済学者で関西学院大学教授の村尾信尚さんが登場。いま気になるニュースを伺いました。

経済学者で関西学院大学教授の村尾信尚さん(左)とパーソナリティの高橋みなみ

1つ目は「安倍晋三首相の施政方針演説」です。
安倍首相は1月28日(月)の通常国会で施政方針演説をおこない、安全保障政策の再構築や教育無償化、地方創生などに触れました。しかし、村尾さんは「財政赤字についてほぼ語っていなかった」と指摘。「若い人たちに多大な借金のツケ払いをしてしまうのは大きな問題」と意見しました。

日本の財政赤字は、仮に手取り月収30万円の家計に例えると、5,300万円以上のローン残高を抱えていることになるそうです。村尾さんは「返すためには2つしかない。支出(サービス)を削るか、収入(税金)を増やすか」と話します。さらには「なぜ財政赤字について言わなかったかというと、政府の評判が悪くなるから。選挙のときに『税金増やします。社会保障を減らします。年金を減らします』とは、与党も野党も言わない。そのツケは若い世代に回ります」と述べました。

また、村尾さんによると与党も野党も財政赤字については何も手を打っていないとか。いろいろな財政計画を立ててはいるものの、どれも楽観的な見通しだと言い、「これをちゃんと問いかける真面目な政党や政治家が必要だと思う」と持論を展開しました。

そのほか、国外の問題にも言及。村尾さんが気になるニュース、2つ目は「イギリスのEU(欧州連合)離脱」です。
村尾さんは、迫る3月29日(金)のイギリスEU離脱に対して、「大きな混乱が起きる」との見解を示します。そして、本来は国という壁をなくし、戦争をなくすためにできたEUからイギリスが抜けることで、「自国優先主義で、悪い流れができている。もう少し改めたほうがいいのでは」と唱えました。

合意なき離脱が進んだ場合、日本への影響も避けられません。「日本企業もイギリス国内に工場を持っている。ここで品物を作り、ドイツやフランスに売ると関税という大きな壁が生じます。打撃は大きい」と村尾さんは話していました。

(TOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」2019年2月4日放送より)

最終更新:2/4(月) 20:02
TOKYO FM+

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