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橋本、青学OB初のMGC地元で決める “山の神”付き添い役「絶対見返す」 別大マラソン5位

2/4(月) 12:32配信

西日本スポーツ

 ◆別府大分毎日マラソン(3日・大分市高崎山うみたまご前-別府市亀川漁港前折り返し-大分市営陸上競技場=42・195キロ)

【表】別府大分毎日マラソン男子成績

 二岡康平(中電工)が2時間9分15秒で日本人トップの4位となり、2020年東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。5位橋本崚(GMO)=大分県由布市出身=と6位岩田勇治(MHPS)=福岡市出身=も2時間10分切りを達成。青学大時代に「山の神」こと神野大地(セルソース)の付き添い役だった「神の使い」橋本をはじめ、知名度が低かった“伏兵”3人の台頭で代表争いはさらに熱を帯びてきた。

 負けた悔しさが地元ファンの祝福で和らいだ。自己ベストを50秒更新し、初のサブテン(2時間10分切り)でMGC出場権を獲得。「地元で勝ちたかったけど、応援してくれた方々が喜んでくれてホッとした」と橋本の目に涙がたまった。

 33キロ付近で海外勢に突き放され、昨年12月の福岡国際で終盤に失速した苦いレースが頭によぎった。励みになったのが、37キロ付近で並走する岩田からもらったひと声だった。「『このまま来たら一緒に行って、MGCを狙っていこう』と」。故郷の沿道からの声援とともに後押しになった。

 昨年末の福岡国際はMGC出場権に40秒届かなかった。「もうだめだ。俺、才能がないっすわ」と嘆く橋本を、花田勝彦監督は「お前は絶対走れる」と思いとどまらせた。昨年8月からの4カ月間で4本だった40キロ走を、福岡国際後の2カ月で4本実施。粘り強さが増し、福岡国際で17分近くかかった35~40キロを今回は15分39秒でまとめた。

 青山学院大では箱根駅伝に一度も出られず、4年時は「山の神」として注目を浴びた神野の付き添い役だった。「神野の脚にクリームを塗りながら、絶対に見返してやる、と。スピードがないけどマラソンなら勝負できると思った」。花田監督が止めるまで練習する努力と、マイペースで調整できる少人数のチーム環境が肌に合った。

 青山学院大OBでMGC出場に一番乗り。ただ、レース終盤に同大の原晋監督がテレビ解説中に「時計なんか見ないで前を見るんだよ!」と激怒していたと知ると苦笑いした。「熱く応援してくれてうれしい。今のままでは(9月15日のMGCで)勝てないので、練習を積む」。秋の大一番で、伏兵が日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)らスターたちをあっと言わせる。

西日本スポーツ

最終更新:2/4(月) 12:36
西日本スポーツ

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